【台風１４号】看板が吹き飛ばされるほどの強風…４人が転倒するなどしてけが 徳島県（2022年9月19日）
大型の台風１４号は近畿・徳島にも大きな影響をもたらしています。９月１９日午後５時までの徳島県の被害情報などをまとめました。
（記者リポート）
「徳島県鳴門市です。昼過ぎからかなり風が強くなってきていまして、あのようにめくれあがってしまっています」
強風でめくれ上がったビニールハウスのテント。店の看板も折れ曲がり非常に危険な状態になっています。落ちてしまわないよう雨が降りしきる中、懸命の対応がとられました。台風が近づくにつれて海も大荒れとなり、岸壁には波が打ち付けています。
徳島県では９月１９日午後５時現在、美馬市・吉野川市・三好市・勝浦町・上勝町・佐那河内村・神山町・那賀町・つるぎ町に警戒レベル４相当の「土砂災害警戒情報」が出されています。
また、午前８時４４分に最大瞬間風速３２．１ｍを観測した徳島県阿南市蒲生田の周辺では、強風の影響で複数の看板が吹き飛ばされて落下。ガードレールも倒れ、ゴミ箱も横倒しになりました。徳島県ではこれまでに強風で転倒するなどして４人が軽いけがをしたということです。
また交通にも影響が出ています。徳島県内を走るＪＲや高速バスは１９日の朝から全て運休しているため、駅に人の姿はほとんどありません。
（客）
「ＪＲが動いていないので家に帰れない状況なので、家族に迎えに来てもらおうと待っています」
気象庁は最大級の警戒を呼びかけています。
（気象庁予報課 加藤廣所長 ９月１８日）
「これまでに経験したことのないような大雨となっています。普段、災害が起きないと思われているような場所でも最大級の警戒が必要です」
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