米“債務上限問題” 財務長官「Xデー」は6月5日 バイデン大統領 「事態は好転」｜TBS NEWS DIG
アメリカの「債務の上限」の問題をめぐり、政府が債務不履行=デフォルトに陥るとされる期限が、来月1日から5日に改められました。4日間、期限が延びた形です。
アメリカのイエレン財務長官は26日、議会の指導部に充てた書簡を公開し、“与野党が「債務の上限」の引き上げなどで合意できなければ、来月5日に債務不履行=デフォルトに陥るおそれがある”という最新の見通しを示しました。
これまでは「早ければ来月1日」との見通しを示していて、期限が4日間延びたかたちです。
こうした中で、バイデン大統領は早期の合意に期待を示しました。
アメリカ バイデン大統領
「債務の上限をめぐる事態は好転していて、私はとても楽観的です。きょう（26日）の夜12時までに合意への確実な証拠が得られると期待しています」
複数のアメリカメディアによりますと、協議は合意に向けて前進していて、政府予算の支出に一定の制限を設けるかわりに、2年間、債務の上限を引き上げる案で、双方が歩み寄っています。ただ、低所得者向け医療保険など社会保障への支出をめぐって、与野党の立場はなお隔たっていて、詰めの調整が続いています。
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