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【台風14号】クレーン&標識折れ曲がる…九州全域で暴風被害 一時停電も「缶詰めに」(2022年9月19日)
台風14号の暴風域は一時、九州の全域を覆いました。屋根や外壁が吹き飛ぶなど、強風による被害が次々と明らかになっています。
■屋久島「バナナの木倒れた」
18日午後7時ごろ、鹿児島市付近に上陸した台風14号。激しい音を立て、吹き荒れる雨と風。波消しブロックに、猛烈な勢いで波が打ち付けます。
台風の影響は、離れた四国にも及びました。高知県では、横殴りの風と波しぶきで、視界が白くなるような嵐になりました。
中心気圧935ヘクトパスカル、最大瞬間風速65メートルという過去最強クラスの台風は、上陸前から各地で猛威を振るいました。
九州本島の最南端・佐多岬からおよそ60キロにある世界遺産・屋久島では、最大瞬間風速50.9メートルを観測。降り始めから24時間の最大雨量は、211.5ミリを記録しました。
民宿オーナー:「バナナの木が倒れてしまいました。全滅状態です」
屋久島の東に位置する種子島でも、最大瞬間風速42.8メートルを観測。降り始めから24時間の最大雨量は290.0ミリで、今年一番の大雨となりました。
島内には、飛ばされたトタン屋根や道を塞ぐ倒木の被害が出ていました。町内全域に避難指示が出された南大隅町では、道路上に折れた枝などが散乱していまいした。
■パチンコ店“ガラス外壁”割れる
鹿児島市では、19階建てのマンションの建設現場でクレーンが強風で根元から折れ曲がり、垂れ下がった状態に…。周囲には規制線が張られ、避難を呼び掛けていました。
鹿児島市では、最大瞬間風速43.5メートルを観測。40メートルを超えたのは、6年ぶりのことです。
降り始めから24時間の最大雨量は172.5ミリを記録。市内では、標識が根元から倒れ、大きな街路樹は真っ二つ。建物の塀は、コンクリート製の土台ごと道路に倒れていました。
最大瞬間風速34.9メートルを観測した鹿屋市。パチンコ店のガラスの外壁が割れて、吹き飛ばされました。割れたのは縦およそ5メートル、横およそ8メートルで、店内には破片が大量に散乱しています。
パチンコ店の店長:「光景が信じられなかった。頭が真っ白になった」
店内の防犯カメラの映像では、18日午前9時すぎ、一瞬、画面が白くなり、映像が元に戻ると、ガラス外壁の破片が散乱しているのが分かります。
店内には、およそ150台のパチンコ台がありますが、雨や風が吹き込み続けています。店は、台風が過ぎるまで対処できないため、営業のめどは立っていないということです。
波が岸壁を乗り越えていたのは、宮崎県日向市の細島港。突然襲ってくる強風に、住民は恐怖を感じていました。
撮影者:「とにかく、家が揺れるくらい、きしむ音がするくらい。これはちょっと、異常な台風だなと感じている」
■都城市では…“建物倒壊”
都城市では、木をなぎ倒す勢いの強風が吹いていました。
撮影者:「外に出ること自体が危険なので、家で過ごす命の確保の仕方を決断した」
市内で観測された最大瞬間風速は34.6メートル。その影響でしょうか。築50年ほどの建物が倒壊。幸い、誰も住んでいませんでした。
住民:「今まで一度も、壊れたことがなかったので。衝撃というか、びっくりした。片付けたいけど、外で片付けるのも怖い。物が飛んでこないか、怖い」
都城市では、降り始めから24時間の最大雨量が554.5ミリと今年一番を記録しました。
日南市内にある工場では壁が剥がれ、骨組みが剥き出しになっています。地面には、落ちた壁が散乱していました。
■一時35万軒で停電「缶詰めに」
台風14号の影響で、大規模な停電が発生。一時、九州の7県で合わせて35万軒以上が停電していました。この住宅では…。
住人:「もう明け方とか5時半すぎから、ついては消えしていたけども、完全に今は停電。かごの中の小鳥じゃないけど、完全に缶詰め状態。外にも出られないし、一人だから心配」
熊本県のホテルでは、懐中電灯で宿泊客に対応していました。
ホテル従業員:「あまりないですね。長くて1時間くらいとかです、今まで。最善を尽くすだけです」
夕食中に停電にあった宿泊客は、次のように話します。
奈良県からの宿泊客:「レストランは皆、平静でした。僕は、いつもはこの時間は、インターネットしたりしているけど。それができないので、寝るだけです」
現在、少しずつ解消されていますが、まだ、完全には復旧していません。
大型で強い台風14号は、朝にかけて九州を北上し、その後進路を東よりに変え、本州付近を北東へ進むとみられています。
(「グッド!モーニング」2022年9月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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