台風14号の雨や風は昼過ぎ以降ピークに 九州南部北部、奄美で最大瞬間風速70メートル予想 瞬間的には“竜巻並み”の猛烈な風に【気象予報士解説】｜TBS NEWS DIG
過去最強クラスの台風が近づいている鹿児島市の様子です。既に雨や風強まってきていますが、昼過ぎ以降、さらに雨や風が強まりまして、ピークを迎える見通しです。鹿児島県内奄美地域を除きます全域に暴風の特別警報が発表されています。また、沿岸の地域には波浪の特別警報も発表されており、阿久根市、長島町、肝付町、中種子町には高潮の特別警報が発表されています。
この後、大雨の特別警報が発表されるという可能性もあり、宮崎県、九州北部にも高潮などの特別警報発表されるおそれが出てきています。これまでに経験したことがないような暴風や高潮のおそれが出てくるので、最大級の警戒をしてください。
台風の情報です。大型で非常に強い勢力となりました台風14号、依然として中心の気圧925hPaと低いということが特徴です。奄美地域の一部や種子島、屋久島地方へ暴風域に入っているとみられます。昼前には九州南部、鹿児島県などが暴風域に入ってきそうです。また、速度が自転車並みに遅いということも特徴です。
台風の進路予想を見ていくと、このあと昼過ぎ頃、九州南部に最も近づく見通しです。また、鹿児島県など九州に上陸するれおそれも出てきています。九州北部には今夜遅くから明日にかけて、かなり接近する見通しです。
雨や風の予想です。昼頃になりますと、台風本体の発達した雨雲が九州にかかる見通しです。また、風もさらに強まってくるでしょう。台風から離れた四国や近畿、東海にも湿った空気が流れ込みまして、雨足強まりそうです。予想される最大瞬間風速は九州南部北部、奄美で70メートルが見込まれています。瞬間的には竜巻並みの猛烈な風が吹く恐れがあります。海上では猛烈なしけになるでしょう。
雨の予想です。九州南部では600ミリと記録的な大雨となりそうです。また、九州北部や四国でも線状降水帯が発生する恐れがあります。土砂災害など厳重な警戒をしてください。
この後、満潮時刻を迎えるところが多くなります。海岸付近には絶対に近づかないようお願いします。
さらに、この後の台風の進路予想を見ていくと、火曜日から水曜日にかけて日本列島を縦断するような形で北上していきます。そのため、広い範囲で大雨や暴風の警報が発表されるおそれがあります。北海道にかけても、大雨や暴風警報発表されるおそれがあります。台風が近づく前、雨や風が強まる前に飛ばされやすい物を家の中にしまったり、雨どいや倉庫の掃除などをしておくようにしてください。
今日の予報です。台風から離れた近畿や東海でも、傘をさしていても濡れてしまうような非常に激しい雨が降りそうです。また、北海道も今日、前線の影響で雨脚が強まるでしょう。日中の予想最高気温は台風が暖かい空気を運んできますので、西日本から東日本は蒸し暑く感じられそうです。
2週間予報です。西日本は今日から明日にかけて、東日本や北日本は月曜日から明後日火曜日にかけて大荒れの天気となりそうです。今後も最新の情報にお気をつけください。
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