「熱中症特別警戒情報」を新設する法案が閣議決定 熱中症対策を強化｜TBS NEWS DIG
政府は熱中症への対策を強化するため、これまでの呼びかけよりも一段階高い、「熱中症特別警戒情報」を新たに設ける法律の改正案を閣議で決定しました。
環境省などは現在、気温や湿度などを取り入れた「暑さ指数」が「33」を超えると予想された場合に「熱中症警戒アラート」を発表し、注意を呼びかけています。
政府がきょう閣議決定した法案では、熱中症によって死亡する人が増加傾向にあることなどから、「熱中症警戒アラート」を「熱中症警戒情報」として法律として位置付け、政府の熱中症対策行動計画を「熱中症対策実行計画」として閣議決定の対象に格上げするとしています。
さらに、これまでの呼びかけよりも一段階高い、「熱中症特別警戒情報」を新たに設けることにしています。
また、各市町村が図書館やショッピングセンターなどを「クーリングシェルター」と呼ばれる避難施設として指定できるようにしたうえで、特別警戒情報が発表された際には、施設の開放を求めるとしています。
政府はこれらの法案が今国会で成立した場合には、来年夏までに運用を目指す方針です。
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