【“パパ活”吉川議員】首相「説明責任を果たせないなら進退に直結」
18歳の女子大学生に酒を飲ませ金を渡した、いわゆる“パパ活”報道を受け、自民党を離党した吉川赳衆議院議員。野党は、辞職勧告決議案を提出。岸田首相は15日夜、「説明責任を果たせないなら議員としての進退に直結する」と述べました。
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自民党を離党した吉川赳衆院議員。今年3月には国会で、「政務官として、宇宙政策に携わってきたわけであります。出張で宇宙に行けるのかなと思ったら、なかったですね。それはもちろんないんですけど…」などと述べていました。
岸田派の“ムードメーカー”として知られ、“岸田派のホープ”との呼び声もあった吉川議員。
立憲民主党 田名部匡代議員(13日)
「首相、この方は岸田派のホープなんでしょうか?」
岸田首相(13日)
「何か評価するようなことは、した覚えがありません」
吉川議員に浮上した、18歳の女子大学生との飲酒疑惑。そのうえ4万円を渡し、いわゆる“パパ活”を行ったなどと週刊誌に報じられました。これまで取材に対し、吉川議員は、「(週刊誌が)製本された後に対応する」「記事を見てから対応する」などと答えていました。
国民に説明する気持ちがあるか、記者から問われた際には、「内容によっては」と答えていました。
しかし、週刊誌が製本された今も説明はなく、ここ数日、公の場に姿を見せていません。
吉川議員は自民党を離党しましたが、野党・立憲民主党は15日、吉川議員の辞職勧告決議案を提出。採決はされませんでした。
身内だった自民党からも、「議員辞職すべき」とのきびしい声が聞かれました。
自民党 世耕参院幹事長
「(18歳に)飲酒をさせ、妻子ある身でありながらですね、女性と長時間ホテルで過ごしたという、とんでもない案件だと思ってます。事実でない証明ができないということではないかと推測をいたします。そうであるならば、議員辞職をされるのが当然のことだと」
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吉川赳議員は去年、静岡・富士市での街頭演説で「次代を担う子どもたちに言い訳をしなければならないような、そんな結果を私は示すことができません」と訴えていました。
15日、地元の有権者は、吉川議員の行動に落胆していました。
地元の有権者
「若い女の子にそんなこと…ガッカリ」
地元の別の有権者
「議員さんだから、そういうのは本当に心得て行動しなかったのかしら」
戸惑っていたのは、地元の後援会です。
富士市後援会 田辺会長
「何の説明も連絡もいただいていない。しっかり釈明会見をしていただきたいなと思っていましたが、いまだに何の進展もないということで、ちょっと残念な感じがしますけどね」
国会でも地元でも、議員辞職を求める声が広がっていますが、吉川議員周辺は「今のところ『議員辞職する』ということは聞いていない」と話しています。
15日、国会は閉会。こども家庭庁設置法など、政府が国会に提出した法案はすべて成立しました。これは26年ぶりのことです。しかし、15日も吉川議員の姿はなく、“逃げ切った”形になりました。15日に行われた岸田首相の記者会見でも、吉川議員に関する質問が当然、投げかけられました。
――吉川赳議員についておうかがいしたい
岸田首相
「説明責任を果たせないなら、これはもう議員としての進退に直結する問題になる」
岸田首相は、厳しい言葉で説明責任を果たすよう求めました。
(2022年6月15日放送「news zero 」より)
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