ザポリージャ原発 全原子炉停止 外部からの電力供給が可能 仏ロ首脳電話会談では「政治的意図のない対話行う用意」|TBS NEWS DIG
ウクライナの国営企業はロシア軍が占領する南部ザポリージャ原発で、唯一稼働していた原子炉を安全のため停止させたと発表しました。
原発を運営するウクライナの国営企業「エネルゴアトム」は11日、ザポリージャ原発の6基の原子炉のうち、唯一稼働していた6号機を安全のため停止させ、冷却する措置を取ると発表しました。
IAEA=国際原子力機関も原子炉の停止についてウクライナ側から報告があったとしています。
10日夜、砲撃によって損傷していた送電線が復旧し、原子炉冷却などに必要な外部からの電力供給が可能になったため、今回の判断に到ったということです。
ザポリージャ原発は5日、外部電源を失い、原発内で必要な電力をすべて6号機が供給する低出力運転を続けていました。
「エネルゴアトム」は砲撃によって原発が外部電源を失い、ディーゼル発電に依存する危険な状態に陥るリスクは依然として高いとしていて、ロシア軍による砲撃の停止と原発の非武装化を訴えています。
こうした中、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は11日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、ザポリージャ原発をめぐり、IAEAも交えて「政治的な意図がない対話を行う用意がある」と双方が表明したとしています。
プーチン氏は、ウクライナ側による原発への継続的な攻撃で大惨事の恐れがあると主張。攻撃を停止するようゼレンスキー政権に働きかけるよう求めたということです。
また、世界の食料危機をめぐって、ロシア産農産物輸出に向けヨーロッパ側の協力が必要だと強調したとしています。
一方、フランス大統領府によりますと、マクロン大統領は、「ザポリージャ原発の安全への脅威はロシアが占領していることにある」と改めて強調、ロシアが兵器を撤収し、IAEAの勧告に従うよう求めました。
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