賑わう観光地…でも旅行支援は「不便」「埋まっていた」さらに“便乗値上げ?”の声も(2022年10月17日)
10月11日に全国旅行支援が始まってから初めての週末。16日は天候にも恵まれ、京都の観光地・嵐山は多くの人で賑わいました。
「東京の方から。観光です」
「(長崎県)佐世保からです」
「神奈川から来ました。いろいろ新しいお店とかできていて楽しいです」
15日、神戸の中華街・南京町にも多くの観光客が訪れていました。
「横浜から来ました」
「大阪からです。(Q目的は?)会社の親睦会」
店側も一安心のようです。
(南京町商店街振興組合 曹英生理事長)
「予想以上の人出が出ています。特に県外の方がたくさん来られているような気がします。10倍ぐらい来ているかなというようなイメージですかね」
海外旅行はまだという人はこんな場所に。大阪市生野区のコリアタウンです。こちらは15日に取材しました。
「コリアタウン初めてなので食べ歩きしようみたいな。スンドゥブとかビビンバとかランチを食べようかなと思っています」
「旅行で昨日からUSJに行っていて、今日ちょっとキムチ買いたいなって思って鶴橋に来ました」
16日、兵庫県の城崎温泉ではホテルの従業員がうれしい悲鳴をあげていました。
(西村屋ホテル招月庭 芳賀博人支配人)
「お電話もそうですし、インターネットの予約も含めて、予約が処理できないぐらいに増えています。事前に入っていた予約を全国旅行支援に切り替える変更の手続きで予約係がてんやわんやしています」
全国旅行支援は、都道府県が旅行費用の40%を割引く事業で、1人1泊あたりの支援額は最大1万1000円となります。国の約5600億円の予算をもとに都道府県から旅行会社などへ補助金を配分する仕組みですが、開始と同時に予約が殺到し、補助金額の上限に到達。一部の自治体では受け付けを停止するケースが相次いでいます。
実際に観光客らに聞いてみても…。
「旅行会社によって適用される時間や日付が全然違っていて、結構それに困惑しました。取り扱いスタートってなっても旅行会社のサイトがなかなか繋がらなくて、そういったのもあってちょっと不便だなとは思いました」
「(全国旅行支援は)使っていないです。結構早めに取ってしまって、取り直そうかなと思ってみたんですけど、もう埋まってしまっていて。なのでそのまま」
さらにはホテルなどの宿泊料金がいわゆる“便乗値上げ”をしているのではないかという声も聞かれました。
「私が予約したときはまだ安かったんですけど、後日見た時にすごく上がっていたので、ちょっとびっくりしました」
「(全国旅行支援前に)2万円で予約できていたのが今4万円になっている。倍くらいまで上がっちゃっていた」
また10月11日には、1日5万人としていた入国者数の上限が撤廃され、訪日旅行客の個人旅行も解禁されるなど、制限はほぼコロナ禍前の状態に戻った形となりました。入国制限が緩和されて迎えた初めての週末。各地で外国人観光客の姿もありました。
【京都・嵐山】
(ドイツからの観光客)
「また普通に旅行ができるようになって良かったです」
(スロバキアからの観光客)
「4年前から旅行を計画していたので来られてうれしい」
かつては外国人観光客が“爆買い”する姿がみられたミナミ。まだ以前のような様子は見られませんが…。
(韓国からの観光客)
「(Q何を買いましたか?)薬、お菓子、だるま。2万円くらい」
(アルゼンチンからの観光客)
「(Q何を買いましたか?)ポケモンのタオル、ぐでたまのTシャツ。(Qアルゼンチンで買うとどのくらいする?)たぶん2倍くらい」
こうした外国人観光客の購買意欲を後押ししているのが「円安」です。
(スイスからの観光客)
「焼肉のセットを買いました。(スイスで買うと)1万円くらいいくと思います。ドン・キホーテで3000円。(円安は)私からすると完璧だけど日本人がスイスに行ったら厳しいね」
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