【物議】「痴漢されたくないお客様は、後ろの車両を」アナウンス JR東日本が回答(2022年9月9日)

【物議】「痴漢されたくないお客様は、後ろの車両を」アナウンス JR東日本が回答(2022年9月9日)

【物議】「痴漢されたくないお客様は、後ろの車両を」アナウンス JR東日本が回答(2022年9月9日)

 先週、「新宿駅のアナウンスが異常な件」というタイトルでSNSに投稿された動画が、物議を醸しています。

■駅員「痴漢されたくないお客様は…」

 動画が撮影されたのは、帰宅ラッシュでごった返すJR新宿駅の埼京線のホームです。

 駅員:「防犯カメラは多く設置しておりますが、痴漢は多くいらっしゃいます。痴漢をされたくないお客様は、後ろの車両をぜひご利用下さい」

 駅員は「先頭車両には痴漢が多い」とアナウンスしたうえで、「痴漢をされたくない“女性”の移動」を促していたのだといいます。

 動画を撮影した男性がまず違和感を覚えたのが、痴漢に対して「いらっしゃる」と敬語を使っていること。さらに…。

 動画を撮影した男性:「女性がやっぱり、エッ!マジ!?みたいな感じの表情をして移動することもありました。男性もなんとなく私も同じように、並びづらくなったので、不自然に移動する人はいました」

 痴漢がいること自体を容認しているかのような駅員の言葉で、周辺の利用客も戸惑い、混乱していたというのです。

■JR東日本「先頭車両の混雑緩和させようと…」

 街では、一定の理解を示す人がいる一方で、次のような意見もありました。

 会社員(30代):「『自己防衛しなかったら、(痴漢を)されてもいいんだよね』という前提のアナウンスに捉えられなくもないので。もう少し表現の仕方が違うものの方が、いいのかなという気はした」

 会社員(40代):「ちゃんと捕まえる気持ちで、見張ってほしいなと思います。痴漢される人に言うんじゃなくて、痴漢してる人に発信してほしい」

 この動画について、JR東日本に問い合わせたところ、次のような回答がありました。

 JR東日本:「アルバイトの従業員が、先頭車両の混雑を緩和させようと、後ろの車両に誘導しようという意図でのアナウンスでした」としたうえで、「適切な表現ではなかった部分もあり、不快に思われた方にはおわびします」としています。

(「グッド!モーニング」2022年9月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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