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資産家殺害 逮捕の養子“自殺図り死亡” 直前に異変 今後捜査は…元刑事「不起訴」(2022年9月2日)
真相究明が困難となりました。大阪府で資産家の女性を殺害したなどとして逮捕されていた男が、留置場で自殺を図り、1日夜死亡が確認されました。男が自殺直前に見せていた異変とは…。
■“夜間巡回”増やし警戒も…
高井凛容疑者(28):「一言だけいうと、(保険金の)受取人が僕になっているのは知らなかった」
去年7月、大阪府高槻市の住宅で、養子縁組した高井直子さん(当時54)を殺害した疑いなどで、先月25日に再逮捕された高井容疑者。
しかし、1日に衝撃の一報が入りました。高井容疑者が留置場で自殺を図り、その後、死亡が確認されました。
高井容疑者の異変は、再逮捕の前からあったといいます。
高井容疑者は元々、養子縁組を結ぶための書類を偽造した疑いなどで7月20日に逮捕・勾留されていました。
勾留からおよそ1カ月経った先月19日、取り調べの雑談のなかで、「逃走を考えている」と発言したといいます。
また、看守の様子をうかがうような行動をするなど、逃走の恐れがあるとして、高井容疑者を「特異被留置者」に指定。夜間の巡回の回数を増やして、警戒していました。
高井容疑者の発言について、元大阪府警の刑事は、次のように話します。
元大阪府警刑事・中島正純氏:「警察への挑戦状のようなもの。それによって、特異被留置者という要警戒人物として扱われた」
■元刑事 今後の捜査「不起訴」
先月31日の夜、看守は布団に異常がないことを確認。今月1日午前6時44分にも、高井容疑者が布団で寝ている様子を確認していました。
しかし、それからわずか18分後の午前7時2分、高井容疑者が居室で首をつり、心肺停止とみられる状態で発見されました。
病院に搬送され、治療を受けていましたが、1日午後10時21分、死亡が確認されました。
自殺を食い止められなかったことについて、中島氏は次のように話します。
中島氏:「警察としては、やることは全部やっていた。ただ、巡視・巡回の合間をぬって、分からないように自殺をしてしまったので。ミスであることには間違いない」
高井容疑者は、取り調べでは黙秘を続けていました。今後の捜査は、どうなるのでしょうか。
中島氏:「結論を申し上げると、不起訴になってしまう。被害者、その親族の無念というのは、晴らされないままだが、事件は終わってしまったということになってしまう」
大阪府警は「詳細は捜査中なので、コメントは差し控える」としています。
(「グッド!モーニング」2022年9月2日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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