【大阪・母娘殺害】夫を「公開手配」もブラジルへ出国か 公開された映像は…
大阪・堺市のマンションで妻と3歳の娘を殺害したとして、警察はブラジル国籍の夫を公開指名手配しました。すでに男はブラジルへ出国したということです。警察が公開した映像には、夫とみられる人物が、店舗を平然と歩く様子が捉えられていました。その時間、すでに2人は殺害されていたとみられています。
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事件前に撮影されたある映像。荒牧愛美さん(29)と娘のリリィちゃん(3)が、仲むつまじくカメラに映っていました。2人は「見てリーちゃん。ほら、あの子かわいい」、「ママ!」と話していました。
「リーちゃん」と声をかけて、その映像を撮影していたのは、愛美さんの夫でブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)です。
大阪・堺市のマンションの一室で、愛美さんとリリィちゃんが血を流して死亡しているのが見つかってから、1週間となりました。警察は31日、夫のバルボサ容疑者を殺人の疑いで公開手配しました。身長は約170センチで、右腕に「ドクロ」、腹に「龍」の入れ墨があるということです。
今月20日から21日にかけてのいずれかの時間帯に、バルボサ容疑者は、愛美さんとリリィちゃんを刃物のようなもので刺して、殺害した疑いがもたれています。警察は、現場が完全に施錠され、第三者が侵入した形跡がないことなどから、バルボサ容疑者が2人を殺害した疑いが強まったとしています。
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事件後、バルボサ容疑者は行方をくらませていました。遺体が発見される2日前の22日夜、成田空港からブラジルへ出国していたことが新たにわかりました。
勤務先の関係者によると、出国した当日、バルボサ容疑者は「仕事を休む」などと電話をしていたといいます。
バルボサ容疑者の勤務先関係者は「22日(先週月曜日)の朝7時50分ごろ、『出勤途中の自転車でこけた。手が腫れているので、病院に行きたい』という連絡がまずありました。その後、夕方4時ごろに『骨折しているから、2週間ほど休みたい』と連絡があった」と話していました。
また、この勤務先関係者は「非常に狭い空間の中で、しゃべっているような、何かエコーのかかった感じがした」と話していました。
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31日、大阪府警は、大阪府内の防犯カメラの映像を公開しました。撮影されたのは、21日午前11時半ごろ。帽子をかぶったバルボサ容疑者とみられる人物が、大阪府内の店舗で平然と歩く様子が捉えられていました。
この時には、すでに愛美さんとリリィちゃんは殺害されていたとみられます。心臓や肺を貫通するなどの刺し傷が、10か所以上あったという愛美さんとリリィちゃん。
愛美さんと10年来の友人
「誰かが悲しんでたら寄り添って、ひとごととしてとらえるのではなく、自分のことのようにとらえて、本当に思いやりのある人でした。(リリィちゃんは)ママが大好きすぎて、ママから離れられないというのは、いつも言ってた」
警察は今後、バルボサ容疑者を国際手配して、行方を捜査する方針です。
(2022年8月31日放送「news zero」より)
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