小1男児40℃発熱も「電話パンク」 深刻・・・沖縄で医療従事者の欠勤続出(2022年1月12日)

小1男児40℃発熱も「電話パンク」 深刻・・・沖縄で医療従事者の欠勤続出(2022年1月12日)

小1男児40℃発熱も「電話パンク」 深刻・・・沖縄で医療従事者の欠勤続出(2022年1月12日)

 東京では2198人、大阪では1711人となり、全国の新型コロナウイルスへの感染者が約4カ月ぶりに1万人を超えました。感染が急拡大するなか、沖縄ではオミクロン株の影響で人手不足が深刻化。発熱外来がパンクする事態になっています。

 未曽有の事態に入っています。

 吉村大阪府知事:「倍率がとてつもなく高い倍率で増えています。前週比が8.25倍。8倍というのは、これまでの感染事例では見たことのない感染の増加の伸びになる」

 大阪で12日に確認された感染者数は5日の水曜日より1467人多い、1711人。

 また、東京都では同じく5日の水曜日より1808人多い2198人です。

 東京都・小池百合子知事:「私は極超音速ではないかというくらい本当に(感染の)スピードが速い」

 沖縄では1644人の新規感染者を確認。今月8日に次ぐ過去2番目の多さです。

 ただ・・・。

 日本医師会・中川俊男会長:「沖縄県の疫学分析チームは今後も感染が拡大するも、間もなく依頼件数が検査体制の上限に達するため、その後は新規感染者の報告数は横ばいになるのではないかと推定しています」

 沖縄では、すでに実態が把握しきれない状況になりつつあります。

 沖縄県在住・40代男性:「何も検査とか受けられない状態で、自宅でずっと待機していたんですよ」

 沖縄に住む男性によりますと、今月6日、小学校1年生の息子が発熱。一時は40度まで上がったといいます。

 沖縄県在住・40代男性:「発熱外来っていうのがあるんですけど、それ自体が人数限定していて、それで埋まっちゃったら20人くらいしか限定していないので、もうアウトなんですよ。保健所も電話がパンクしている状態なので、何時につながるか分からないですね」

 10日になって男性と妻も発熱。保健所が動き、2人は病院で抗原検査を受けることができました。

 妻は陽性が確認されましたが、男性は陰性だったため、現在はPCR検査の結果待ち。

 小学校1年生の息子も12日に検体を出して結果を待っている状況です。

 医療現場は感染や濃厚接触などによる医療従事者の欠勤が急増しています。

 沖縄県立中部病院・椎木創一医師:「デルタ株の時にも、そういう例で職員が休みということは少なくなかったんですが、肌感としては、それの5倍、10倍というくらいの数の勢いで」

 沖縄県によりますと、第5波の時の医療従事者の欠勤のピークは220人程度。

 それが現在は11日の時点で628人。倍以上です。

 沖縄県立中部病院・椎木創一医師:「医療従事者で休む人が増えてくると、病床があっても十分に運用するのは難しくなる。今週から当院でも外来や手術に制限をせざるを得なくなると思う」

 現在感染者は10日間、濃厚接触者は14日間の隔離期間が定められています。

 医療従事者、さらには、その他の社会インフラを支える人員の欠勤が続くなか、沖縄県の玉城知事は・・・。

 沖縄県・玉城デニー知事:「社会インフラを支える各業種において業務の継続に影響が出始めています。率直に言わせてもらえば地域の実情に応じて超法規的措置も場合によっては検討すべきではないか」

 全国知事会は12日に緊急提言を出し、感染者や濃厚接触者の隔離期間を見直すよう求めるとしています。

 平井鳥取県知事:「濃厚接触者この数だんだんと多くなっていきます。それが14日間、濃厚接触者扱いになりますとBCP(社会機能の維持継続)にも関わってきます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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