「共同親権」導入に“議論紛糾”…取りまとめできず(2022年8月31日)

「共同親権」導入に“議論紛糾”…取りまとめできず(2022年8月31日)

「共同親権」導入に“議論紛糾”…取りまとめできず(2022年8月31日)

 日本の今の法律では離婚後、両親の一方にしか親権が与えられない「単独親権」となっています。

 一方、欧米などでは、離婚しても父と母の双方が親権を持つ「共同親権」が可能な制度を取っています。

 共同親権の導入を議論してきた法制審議会の部会では、賛成派と反対派の間で激論が交わされてきました。

 「共同親権」の導入に賛成:「今の制度は子どもを片方の親から強制的に奪っている。両親が共に養育に関わることが、子どもの利益にもなる」

 「共同親権」の導入に反対:「『共同親権』では、家庭内暴力や児童虐待が離婚後も続いてしまう」

 30日の会議では、共同親権の導入と単独親権の維持の両案を併記した中間試案を取りまとめる予定でしたが、「議論が熟していない」として、結局、先送りとなりました。

 中間試案を巡っては、26日に開かれた自民党の法務部会で「両論併記は分かりにくい」などの反対意見が続出していました。

(「グッド!モーニング」2022年8月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事