【新型コロナ】注射治療薬「エバシェルド」使用了承…感染前投与で“発症予防”に期待(2022年8月30日)
29日、厚生労働省の専門部会で、新型コロナウイルスの新たな治療薬の使用が了承された。感染前に投与することで、発症を防ぐことも期待されている。
■無症状者“買い出し”検討
東京では29日、新たに9880人の感染者が確認された。1万人を下回るのは、7月11日以来だ。
こうしたなか、政府は、無症状者でマスク着用など感染対策を講じていれば、「買い出し」などの外出を認めるかどうか検討していることが分かった。
無症状者の買い出しに懸念:「だめですね。皆にうつるので。身近な高齢者がかかると心配」
無症状者の買い出しに理解:「外に出られないのが、すごく大変と聞いたので。無症状だったらいいのでは」「このまま(感染者が)減ることはないと思っているので。皆、住みやすくなるし、良いと思う」
■注射治療薬“特例承認”へ
賛否の声があるなか、「ウィズコロナ」に向けて重要視されているのがワクチン接種だ。
厚生労働省の専門部会は29日、5歳から11歳の子どもへのファイザー製ワクチンの3回目接種の使用を了承した。有効性や安全性が確認できたという。
そして、イギリスの製薬会社「アストラゼネカ」が開発した新型コロナの治療薬「エバシェルド」についても、使用することを了承した。
テレビ朝日社会部 厚労省担当・上田健太郎記者:「2種類の抗体を筋肉に順番に注射する薬で、感染後に重症化を防ぐ効果に加えて、感染前に(投与することで)発症を防ぐ効果が期待される」
がんなどの治療で、免疫の働きが低下し、ワクチンの効果が十分に得られない人にも使えるという。
加藤勝信厚生労働大臣は、速やかに「特例承認する見通し」で、厚労省はすでに15万人分を確保しているという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年8月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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