“受診遅れ”お盆休み明け「症状ピークすぎ来院」増加…店オープンも“1週間で休業”(2022年8月24日)

“受診遅れ”お盆休み明け「症状ピークすぎ来院」増加…店オープンも“1週間で休業”(2022年8月24日)

“受診遅れ”お盆休み明け「症状ピークすぎ来院」増加…店オープンも“1週間で休業”(2022年8月24日)

 24日、岸田文雄総理大臣は感染者の全数把握の見直しと、入国者の水際対策の緩和について、説明をする予定です。そんななか、感染が拡大したお盆休みに病院に行けなかった、いわゆる“受診遅れ”の患者が増えています。

■“受診遅れ”で「症状ピークすぎ来院」増加

 行動制限のないお盆休みが終わり、その反動が押し寄せています。

 院長:「(Q.後遺症外来ご希望の方で、土日もご連絡頂いていて。きょうもキャンセル待ちのご案内?)午後の後遺症外来の前に、無理やり入れようかな」

 抗原検査で陽性判定が出た男性。休み中、特に帰省などはしていなかったといいますが…。

 32歳男性(陽性):「電車内でせきしてる方もいらっしゃるので。そこが怪しいなと。しゃべっている人も居たり。緩んでいる雰囲気が感染の原因」
 院長:「いやーそっか。制限のない夏というのが、何の制限なのか、都合よくなっちゃってる」

 そんななか、今問題となっているのが、受診遅れです。

 院長:「8月19日金曜日だから、土・日・月。熱はピークを超えている。8月15日より発熱とせき。発熱外来も非常に混んでいて。百何十人って断っている状況なので、診させて頂けて良かった」

 いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:「若い世代の方が、ご高齢のご両親と会う結果として、高齢の方の感染が増えていて。お盆の途中からそうなんですけど、発熱外来受診者が再増加して、どこもパンク状態だったと思う。きのう、きょうに発熱した患者さんと、5日以上前に症状が出ていて、良くなっている患者が混在。それが“受診遅れ”に直結している」

 高齢者や妊婦、乳幼児などを優先しつつ、若い患者には積極的にオンライン診療を取り入れ、診察数を増やしていくといいます。

■店オープンも1週間で休業「お客様の安全を」

 お盆感染の余波は、医療現場にとどまりません。通常の生活が戻り、職場への影響が各所で出ているのです。

 うどん・そば「和」 草なぎかおりさん:「(8月に)オープンして、1週間くらいでお休みになった。正直稼ぎ時だったが、お客様の安全にはかえられない」

 そう語るのは、秋田県でうどん・そばのお店を経営する草なぎさんです。

 お盆シーズンの書き入れ時に、保育園に通う息子のコロナ感染が判明したため、店を休む決断をしたといいます。

 草なぎさん:「来て下さるお客様の安全を第一に考えて、何とお話ししようか考えた時に、素直に正直にお話ししたほうが、一番安心して下さるかなと思って」

 現在は、地元で有名な大曲の花火大会開催時をめどに、再開を考えているといいます。

(「グッド!モーニング」2022年8月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事