「学校閉じるのを防ぐ」遠足・祖父母参観日も中止に…“感染高止まり”迎える新学期(2022年8月22日)

「学校閉じるのを防ぐ」遠足・祖父母参観日も中止に…“感染高止まり”迎える新学期(2022年8月22日)

「学校閉じるのを防ぐ」遠足・祖父母参観日も中止に…“感染高止まり”迎える新学期(2022年8月22日)

新型コロナの感染が高止まりするなか、間もなく始まる2学期に備え、学校はさまざまな対策に追われています。

宮城県登米市にある小学校では、始業式をオンラインで行います。先生たちは、そのチェックに追われていました。また、階段の手すりや教室の中などを消毒。23日から、子どもたちが触る場所は、放課後にすべて消毒します。

加賀野小学校・二階堂浩一郎校長:「この学校に300人近い子どもたちが登校する。そういう意味でも、すごく緊張感を持ってやっていきたい。先生方も同じ気持ちで、あしたに今、気持ちを向けているところ」

新学期には、大きなイベントも控えています。来月中旬に予定している遠足です。しかし、中止を決めました。
加賀野小学校・二階堂浩一郎校長:「もう7月までと局面が違うという感染状況。この状態でバスで、しかも学校から離れて、さまざまなところで人と触れ合うことは、かなわないことだと思います」

さらに、祖父母参観日も中止です。
加賀野小学校・二階堂浩一郎校長:「これまで我々は感染症対策をきちんとやってきて、おかげさまで学校を閉じることなく、ここまでやってきたけど、もう本当にこれからは、どこから入ってきても不思議ではない。学校を閉じる、教室を閉じることを、とにかく防ぐ。それを今のところの目標として、頑張っていければと思う」

厚生労働省の専門家会議の分析では、夏休みに入り、10代の新規感染者数は激減。しかし、新学期が始まれば、再拡大する恐れがあります。そのため、教育の現場は神経をとがらせています。

札幌市の太平南小学校22日に新学期を迎えました。登校してきた児童は、先生に健康チェック表を手渡します。朝の体温はもちろん、夏休み中の朝晩の体温や、風邪の症状があるかなどの項目を記入します。始業式を行った体育館には、2年生と6年生だけが並び、ほかの学年は、教室で映像を見る形にしました。学校それぞれで、いかに教育の場を維持するかを模索しています。

新学期を前に、文部科学省は学級閉鎖のガイドラインを改訂しました。同じクラスで、複数の感染者が確認されても、それぞれの感染経路に関連がない場合や、クラス内での感染拡大につながらなければ、学級閉鎖を行う必要はないとしています。

保護者の懸念です。
子どもが小・中学生の母親:「(小・中学)が1番もらってくる確率が高くて、どうしても一緒にいるとうつっちゃう。リモートで何とかなるのであればという部分ではあるけど、リモートでできる部分とできない部分。自分たちでやっていける範囲であればいいけど、それができなくなる範囲でとなると、学校に頼るしかない」
子どもが小学生の母親:「結構、心配。今のこの状況なので、少なからず感染者は出そうですよね。学校に行ってもらわないと仕事ができないので、困っちゃうから。心配とはいえ、行かせちゃう感じ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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