【騒然】横浜で“謎の爆発音” 何かが落下？火柱や黒煙目撃も(2022年8月19日)
横浜市で19日、「大きな爆発音がした」という通報が相次ぎ、現場近くでは火柱や黒煙も目撃されました。一体、現場で何が起きていたのでしょうか。
通報があった横浜市泉区。住宅地にたくさんの消防車が集まっています。この段階では、何が起きたのかは謎。誰も分かりませんでした。
近所の人：「見ました。隕石（いんせき）？私は落ちてきたものは見てないが、家が揺れたんですよ。家が揺れて地響きがして、外を見たらすごい火柱が上がって。火柱っていうか閃光（せんこう）？なんか火なのか分からない。光が電線より高く上がったんですよ。これは大変だと思って」
光が見えた方向を尋ねると、庭に案内してくれました。
近所の人：「まさにこの…この方向です。この方向であの一番奥の電線よりも先です」「（Q.高さは？）高さはあの電線よりも上に上がりました」
聞こえた音について聞くと、皆さん答えに窮します。
近所の人：「なにしろ異様な音がしましたね。ブーンという音というか」「何なんだろ、雷…そんな感じじゃなく爆発音でもないんですよ。なんかビリビリって音がして」「ああいう音、何っていうんだろうね。金属音じゃないよね」
そうした異様な音の直後…。
近所の人：「その直後に2回の爆発音が、ものすごい爆発音がして」「すごい音だよね。2回ぐらい爆発音がして。こっち側見たら火柱がブワって立って。火柱はここから見る限りは、あの枯れた木の上に3メートルぐらいかな…」
その瞬間、家の中では…。
近所の人：「ブレーカーも落ちましたしね」「その爆発音とともに停電しました」
そして、空からは…。
近所の人：「灰が降ってました、雪みたいに」「その後、煙と灰が飛んできた」「真っ白い灰みたいな細かいのが、その辺からパラパラ落ちてきて」
一体、何が起きたのか…。
昼ごろ…。送電線の鉄塔の上に見える人影が見えます。
消防：「（Q.送電線から？）木に。放電したものという」
消防は鉄塔から100メートルほど離れた雑木林で、異変を発見しました。直径3、40センチの木が裂けていたといいます。
消防：「裂けてバッとなってる状況を確認してるので、その上の電線にもアーク痕があったということなので」
裂けて焼け焦げた木…。その真上の電線には放電した痕跡があったといいます。
警察などは、送電線と木が接触したことが爆発音や煙の原因とみていますが、必ずしも接触していなくても放電は起こります。
国士舘大学理工学部・乾昭文教授：「木と接触しなくても（送電線の）被覆が薄くなったり破れかける。暑さの関係や経年劣化で（被覆が）薄くなった場合はそこで火花が出るという可能性はあります。雷がドーンと落ちる前に稲光がピカピカと光りますよね。それと同じようなことが起きる。空中に放電、フラッシュオーバー」
当該の送電線の電圧は27万5000ボルト。東京電力によると、周囲の樹木との間には、最低4メートルの距離が必要だとのことです。
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