【世界中で哀悼】五輪やJALの制服もデザイン 森 英恵さん(96)死去(2022年8月18日)

【世界中で哀悼】五輪やJALの制服もデザイン 森 英恵さん(96)死去(2022年8月18日)

【世界中で哀悼】五輪やJALの制服もデザイン 森 英恵さん(96)死去(2022年8月18日)

 世界的なファッションデザイナー・森英恵さんが、亡くなりました。突然の訃報に、各国から哀悼の声が寄せられています。

 ファッションデザイナー・森英恵さん:「ファッションでございますから、国境がないんですね。世界中を走り回って仕事して参りました」

 11日に亡くなっていたことが分かったファッションデザイナー・森英恵さん。96歳でした。

 1967年から1987年には日本航空客室乗務員の制服を手掛けました。

 時代が平成に移り、1992年にはバルセロナオリンピック・日本代表の公式ユニフォームをデザイン。

 1993年には、当時皇太子だった現在の天皇陛下と皇后雅子さまのご成婚の際し、雅子さまのローブデコルテをデザイン。

 パレードの際にオープンカーに乗った雅子さまが着用されていた、あの服です。

 2004年、第一線から退くことを表明。最後のファッションショーを行いました。

 ファッションデザイナー・森英恵さん:「半世紀やりましたから十分やったんじゃないですかね。日本という異文化の国から洋服という西洋の暮らしの中で育ってきたものを職業にしたわけですからね。十分にやったと思います」

 孫でファッションモデルの森泉さんも出演しウェディングドレス姿を披露。最後のショーに花を添えました。

 泉さんはインスタグラムで「ママ森たくさんの楽しい思い出と貴重な体験をありがとう」とコメントしています。

 海外でも活躍した森さん。

 1965年にはニューヨークで初の海外コレクションを発表。

 1977年にはパリのオートクチュール組合に日本人として初めて加入しました。

 そんな森さんの訃報は海外でも。

 アメリカでは「象徴的な羽根付きモチーフで“マダム・バタフライ”とあだ名されされた森氏の衣装は海外や日本の上流社会で着用された」と伝えられ、パリでの活躍から関心の高いフランスメディアはその生涯を紹介。

 「日本では珍しい大企業の女性社長として女性解放のパイオニアであった」と報じています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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