北陸・東北・北海道で再び “災害級大雨”の恐れ…土砂災害・河川氾濫に“厳重警戒”(2022年8月16日)
北陸や東北、北海道では、17日にかけて再び災害級の大雨が降る恐れがある。土砂災害や河川の氾濫に、厳重な警戒が必要だ。
■河川氾濫した町「強い雨で二次災害も…」
15日、秋田市では、まるで台風のような横殴りの雨が降った。東北では、17日朝までに180ミリの大雨が予想されている。
東北で断続的に続く大雨により、複数の川が氾濫した五城目町では、「この間のような強い雨になると、二次災害にもなる可能性もあるだろうし、その辺も心配」だという。
■養鶏場「2500羽死ぬ」…農業被害は7億円
大雨による被害は、農業にも及んでいる。
大館市の養鶏農家では、近くの川から水が流れ込み、比内地鶏を育てるハウスが流されたという。
養鶏農家・佐藤忠徳さん:「1000羽くらい中にいたけど、次の日に来たら、10羽くらいしか残っていない」
この養鶏場では、9割以上のおよそ2500羽が死んだという。
秋田県によると、農作物や農業用施設などの被害は、およそ7億円に上っている。
■リンゴ農家「収穫ゼロ」 老舗旅館も…
青森では、日本一の生産量を誇る果物にも、被害が及んだ。
弘前市のリンゴ園では、3メートル以上のリンゴの木が見えなくなるくらい、濁った水につかってしまったという。
リンゴ農家・三上哲さん:「収穫ゼロ。どうやって片付けていくのかなって、よく分かんない状態です」
また、400棟以上の浸水被害が確認されている鯵ケ沢町の老舗旅館では、復旧作業が続いていた。
家族総出で床板を剥がしても、下には大量の泥が堆積したままで、営業再開のめどは立っていない。
尾野旅館 女将・尾野信子さん「辞めようか、廃業かって考えている。もう、いいんじゃないのと、思ったり」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年8月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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