東京都“緊急対応策”始まる 飲食店「４人以内」に現場は「憤り」
オミクロン株の感染拡大を受け、東京都はきょうから、都立施設の休館や医療提供体制の強化など緊急の対応策を始めます。
６０代会社員
「（三連休は）ずっと家にこもっていました。勢いがすごい、増え方が」
２０代会社員
「濃厚接触者になって出社を控えている人が多い」
新型コロナの感染者が急激に増えていることを受け、東京都はきょうから今月末まで緊急対応策を実施します。感染リスクの高い行動を避けるため、まん延防止等重点措置の区域への不要不急の移動を控えるよう呼びかけたほか、都立施設は都立公園や図書館などを除き、休館となります。上野動物園は双子のパンダの一般公開のみ、あすから３日間実施されます。
さらに、医療提供体制を強化し、病床の確保レベルについて、現在のレベル１のおよそ４０００床からレベル３の６８９１床に引き上げました。
また、東京都はきょうから認証を受けた飲食店についても１テーブルの人数制限を厳しくし、「８人以内」から「４人以内」にします。こちらの焼き鳥店では、座席の配置を変えるなど準備を進めていました。
町田おんどり 小谷野亮 大将
「憤りしかないですね。なぜ真っ先に飲食なのという」
一時人数制限が緩和された先月から今年にかけて徐々に客足が戻り、売り上げに回復の兆しが見え始めていました。東京都はさらに５人以上で入店する際、ワクチン接種や陰性証明の活用を強く推奨するとしています。
町田おんどり 小谷野亮 大将
「負担がどんどん飲食の方に増えてくるので、個人店ではそういう接種証明とか難しいですね」
（11日11:13）
