“第7波”収束は見えず 再び“災害級”大雨の恐れ…お盆休み終盤 各地の様子(2022年8月15日)
各地でにぎわいを見せている、行動制限のないウィズコロナの“お盆休み”。岩手県田野畑村では、コロナの影響で開催できていなかった夏の成人式が3年ぶりに帰ってきました。
新成人:「一人暮らししている。親と離れてみてから、色々、お世話になっていたことに気付いたので、感謝して、夢を叶えて、恩返ししたい」
観光地にも、にぎわいが戻っていました。しかし、人気の観光地・沖縄では、本島の病床使用率が14日から100%を超える異常事態になっています。豊見城市にある救急病院では、一般病床や集中治療室もコロナの治療に使っていますが、それでも限界があると話します。
友愛医療センター・西平守邦医師:「コロナでない人も、救急受診が難しくなっている」
15日から診療を再開した神奈川県の発熱外来では、ものの15分ほどで予約が埋まりました。完全予約制ですが、15日は“飛び込み患者”もいました。
多摩ファミリークリニック・大橋博樹院長:「高齢の方で、自宅で我慢していたと。きょう陽性の方だったんですが、自宅で水分も取れないということで、医療機関がお盆でお休みだったので、自宅で我慢していたという方もいたり、帰省先で症状が出て、持参していた抗原検査キットで『陽性』。こちらに帰ってきて受診したいという方がいる。お盆で“制限のない移動”があった久しぶりの夏なので、どのように、今後、感染が広がるのか。全く予測がつかめない」
お盆期間に重なった“不安”は、コロナだけではありません。豪雨の影響で甚大な被害を受けた新潟県村上市では、片付け作業が行われました。
住民:「ボランティアの人が来て、力のいる作業いっぱいやってもらって、とてもじゃないけど、1人でできる感じではなかったので、すごく助かった。お盆の忙しい時期だったが、みんな来てくださって」
北陸や東北、北海道では、15日から16日にかけ、再び災害級の大雨が降る恐れがあります。すでに相当な量の雨が降っている地域では、少しの雨でも大きな危険が伴います。先週、複数の川が氾濫した秋田県五城目町でも、今後の雨に不安が募ります。
400棟以上の浸水被害が出た青森県鯵ヶ沢町の旅館では、復旧作業が続いていました。家族総出で床板を剥がしますが、その下には、大量の泥が堆積したままです。1913年創業の老舗旅館。3代目女将の尾野さんは、こう話します。
尾野旅館の女将・尾野信子さん:「今、辞めようか、廃業かと考えている。もういいじゃないのと思ったり。3代目が一番ダメだね」
今月分の予約は、すべてキャンセル。営業再開の目途は立っていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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