コロナの次は干ばつ…記録的熱波でライン川の水位低下 大型船航行できず観光に影響も(2022年8月15日)
記録的熱波の影響でドイツのライン川で水位が低下し続けていますが、同じような問題がヨーロッパ各地の河川を直撃しています。現地を緊急取材しました。
ドイツなどを流れる物流の大動脈であるライン川の水位が低下している問題で、新たな心配が…。
ドイツ西部・カウプのチェックポイントで12日、ライン川の水位が前日から約5センチ低下。大型船などが航行できなくなっているといいます。燃料などの輸送が滞ることで、電力不足や工場の稼働停止などが懸念されています。
ヨーロッパを襲う熱波は各地で川や湖を干上がらせています。「過去70年間で最悪の干ばつ」に見舞われたイタリアで最も長いポー川。ドローンの映像を見ると、多くのボートが航行不能になっています。
フランスとスイスの国境を流れるデュ川。真ん中に小さな川が見えますが、ボートが係留されている位置を見ると、本来は画面いっぱいの川幅であることが分かります。
フランス中部では、干上がった川や湖に行き場を失った魚の死骸が…。
そして、この川が干上がる現象は、こんな「危険性」も…。
この辺りは普段、水の中なので、本来であれば人が歩く場所ではありません。デュッセルドルフのシンボルであるラインタワーを背中にライン川上を進むと、記者のいた位置はちょうど橋脚の付近。本来は深い川の中にあることが分かります。
市民が泳いでいる場所に、入ってみると…。
イタリアで干上がった川底から第2次世界大戦中の「不発弾」が見つかったケースもあり、ドイツの当局は注意を呼び掛けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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