“制限なしのお盆休み”その裏で…郵便局は業務休止“救急ひっ迫”消防車で患者対応(2022年8月15日)
行動制限のないお盆休みも終盤です。新型コロナウイルスの患者が増えて関東では救急車が足りず、消防車が患者の対応にあたる事態も生じています。多くの観光客が訪れている沖縄では、陽性なのに飛行機に乗って帰路に就く人もいて、困惑が広がっています。
夏の宝物に、マスク越しにもにんまりです。
3年ぶりとなった「行動制限なし」のお盆休み。ふるさとや行楽地での過ごし方も、かつてとは違っていたようです。
高知から帰った家族:「ひいおじいちゃんと、ひいおばあちゃんに会う時は検査キットを提出して」
九州・四国各地から帰った人:「他の人と一緒に食事をしない、なるべく混んでるところでは食事をしない」
記念の写真もマスク姿です。
北海道から帰った親子:「私たちは特に県外から来たので、ずっと実家でもマスクしてたね、家の中でも」
帰省先でも気を抜けない新型コロナの拡大…。
第7波の影響は感染者以外の生活にも広がっています。
東京・大田区にある郵便局のドアには、お知らせと書かれた貼り紙が貼られています。新型コロナの影響で窓口とATMを休止しているということです。
郵便局に来た人:「(Q.きょうは何しに?)(ATM利用して)子どもにお金を送ろうかと。しょうがない。(子どもに)インスタントラーメンでも食べとけって」
日本郵便は感染拡大を受け、全国の郵便局のうち130局の窓口業務を休止。なかにはATMが利用できないところもあります。
郵便局に来た人:「年金なんですよ。年金入ったから15日に、2カ月に1回。お金下そうかと思ったけど、そういうわけだから」
医療現場では、さらに逼迫(ひっぱく)の度合いが増しています。
通報を受けて救急隊員が乗り込んだのは、救急車ではなく消防車。
埼玉県内の消防署などでは相次ぐ通報に救急車が足りなくなり、消防車で現場に駆け付けて対応にあたる事態になっています。
しかし原則、消防車では患者の搬送ができません。
救助にあたる隊員:「手伸ばして、血圧測るよ。痛いところある?」
隊員は救急車の到着まで血圧を測るなど容態の観察にあたり、患者の不安を取り除くことに努めます。
救助にあたる隊員:「もうまもなく(救急車が)来ると思うからね」
この後、男性の自宅に救急車が到着。
蓮田市消防本部では、こうした消防車での出動が7月には64件にも上りました。
蓮田市消防本部・新井智消防長:「一番は患者が不安に思っているので、患者のもとに救急車がなくても消防隊を向かわせて、まずそこで少しでも安心してもらうために出動している」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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