河野大臣「霊感商法の検討会を」“旧統一教会”火種消えず…副大臣と政務官16人が関係(2022年8月12日)
本格的に始動した第2次岸田改造内閣。12日は副大臣や政務官も決定しましたが、ANNの調べでは合わせて16人に“旧統一教会”世界平和統一家庭連合との関わりが明らかになっています。
旧統一教会との関係を明らかにした、野田聖子前地方創生担当大臣。地方創生を引き継いだのは、関連団体の会合に秘書が出席していたと認めた岡田直樹新大臣です。
文科副大臣の井出庸生氏。去年10月の衆院選で、関連団体と知りながら、街頭演説に参加してもらうなど、選挙の応援を受けていたといいます。
野中厚農水副大臣も…。
野中厚農水副大臣：「選挙期間中に街頭演説におこしいただいていた。友好関連団体と当時は知らなかった。以前のようなお付き合いは、今後わきまえていく」
中谷真一経産副大臣も…。
中谷真一経産副大臣：「自主的に点検して、イベントに参加していた事実はありました。その団体とは一切関係を断つ」
すでに、関係を認めた林芳正外務大臣。その外務省では、山田賢司副大臣が関連団体に4万円分のパーティー券を購入してもらったことを明らかに。政務官の吉川ゆうみ議員は、祝電を送り、高木啓議員も、秘書が会合に出席していました。
高木啓外務政務官：「僕は秘書が2回ほど会合に出たということで、私の事務所の調査は終わりました。なんかパーティーだったと思う。世界平和女性連合のパーティー、懇親パーティー」
収支報告書には、2018年と2019年、それぞれ1万5000円を関連団体に支払ったと記されていました。
環境省では、西村明宏大臣が関連団体の世話役に。そして12日、小林茂樹副大臣が、イベントの実行委員長を務め、柳本顕政務官は今年に入って2回、会合に出席していたことが明らかになりました。
午後5時、岸田総理と記念撮影に臨んだ副大臣の面々。これまでに8人が旧統一教会の関連団体との関係を明らかにしました。政務官では8人が関係を明らかにしています。
岸田総理は、自民党として調査に乗り出すことには否定的です。
デジタル庁と消費者庁の担当になった河野大臣は、こう話しました。
河野太郎消費者担当大臣：「霊感商法は消費者契約法で、デート商法や就職商法と横並び。消費者庁に一番相談が最初に来ると思う。そうした動向を踏まえながら、霊感商法について、きっちり対応できるような検討会を立ち上げたい」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
