ワクチン3回目接種を加速化「大規模接種会場を再開」首相きょう表明へ
政府は新型コロナの3回目のワクチン接種を加速させるため、自衛隊が運営する大規模接種会場を再開させる方針を固めました。
岸田総理はきのう、感染が拡大するオミクロン株への対応などを協議するため後藤厚労大臣らコロナの関係閣僚や、政府分科会の尾身会長など専門家と総理公邸で相次いで面会しました。
政府分科会 尾身会長
「高齢者のワクチンの追加接種を国の優先課題、最優先課題として推進して欲しいと申し上げました」
会談の中で尾身会長は▼高齢者への3回目のワクチン接種を最優先で進めることや、▼飲み薬の供給体制を強化することなどを岸田総理に要請しました。岸田総理は「良く理解した」と応じ、メリハリのついた対策が必要との認識で一致したということです。
そして、政府は高齢者などへの3回目のワクチン接種を加速するため、自衛隊が運営する大規模接種会場を再開させる方針を固めたことが複数の政府関係者への取材で分かりました。また、オミクロン株対策で外国人の新規入国を原則禁止している水際対策についても、政府は2月末まで継続する方針を固めました。政府関係者によると「オミクロン株の分析が出来ておらず分かるまでは慎重にやる」ということです。
水際措置を巡っては、岸田総理もこれまで「年末年始の感染状況を見極めて3連休明けに判断する」と述べていました。岸田総理はこれらの方針をきょう午前中に、表明する見通しです。(11日01:35)
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