「天ぷら油から火が出た」“北九州の台所”20時間以上延焼「言葉もない…」(2022年8月11日)

「天ぷら油から火が出た」“北九州の台所”20時間以上延焼「言葉もない…」(2022年8月11日)

「天ぷら油から火が出た」“北九州の台所”20時間以上延焼「言葉もない…」(2022年8月11日)

 およそ140の店が軒を連ねる北九州の台所と呼ばれる一帯で大規模な火災が発生しました。出火から20時間以上経った現在も消火活動が続いています。

 夜空を照らすオレンジの炎。

 10日午後9時前、北九州市小倉北区で起きた火災。現場はおよそ140軒の店が連なり「北九州の台所」と言われる
「旦過市場」周辺。

 飲食店にいた女性客から消防にこんな通報があったといいます。

 女性客:「天ぷら油から火が出た」

 北九州モノレールの旦過駅に面した旦過市場。 北側には主に2カ所、入り口があります。

 その前には、無数の消防車両が終結。

 お盆休みの前夜、買い物に出掛けた人たちや避難した関係者らが事態を見守ります。

 市場の関係者:「うちはあの煙突の所。今、うちに水かけよる。もうやり替えたばかりやったのに、まじか。いやーこれ、本当に偶然?って感じ」

 驚きを隠せぬ関係者たち。実は旦過市場一帯では今年4月にも大規模な火災が起きていました。

 現在は、この時の「がれきの撤去」がようやく「ほぼ終わった状態」でした。

 そこに、再び火の手が。

 花店の男性は力なく座り込んでしまいました。

 花店の店長:「(Q.お店は確認できましたか?)やられていた。やられました、今回は。頑張るという言葉もない。もう。もう『やられた』と。この前の生き残った所が、今度、全部やられた。『こんなのありやろうか』という感じ」

 当初、「市場の北側」が中心だった火災は徐々に南側に燃え移ったとみられます。

 この間にはおよそ80年の歴史を誇る映画館もありました。しかし、一夜が明け、看板は焼け落ちていました。

 経営者の女性:「もうね、色んな方からお電話頂いて。色々、実はイベントが、あしたもあさっても予定していて、皆様に愛して頂いて…。こんな形で」

 焼損面積はおよそ2000平方メートル。これは前回を100平方メートルほど上回っています。

 警察や消防は当時の状況を詳しく調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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