「入閣できるなら『旧統一教会と関係を断つ』ってみんな言う」 第二次岸田改造内閣発足も7人の閣僚に旧統一教会側との“接点”|TBS NEWS DIG
第二次岸田改造内閣が発足して一夜、7人の閣僚に旧統一教会側との接点が明らかになりました。関係は見直されるのか、自民党内からも懐疑的な声が上がっています。
岸田総理
「『政策断行内閣』として、山積する課題に対し、経験と実力を兼ね備えた閣僚を起用することといたしました」
10日、新たな内閣を「政策断行内閣」と名付け、新型コロナや物価高など、難局突破に意欲を示した岸田総理。
しかし、その船出に暗い影を落としているのが旧統一教会を巡る問題です。
高市早苗経済安保担当大臣
「旧統一教会と何らかの関わりがある本だということも知りませんでした。この点については大変申し訳なく存じます。お詫び申し上げます」
高市経済安全保障担当大臣は就任後の会見で、旧統一教会関連の月刊誌で対談を行っていたことを告白。
新たな内閣では、7人の閣僚が旧統一教会側との接点を明らかにしています。
西村明宏環境大臣
「旧統一教会とは一切関係を持たない」
岡田直樹地方創生担当大臣
「一切関係を持たない」
寺田稔総務大臣
「一切関係を持たない」
初入閣の大臣たちは口々に、“旧統一教会側との関係を断つ”と明言しました。
ところが、自民党内からは・・・
自民党・中堅議員
「入閣できるなら『旧統一教会と関係を断つ』ってみんな言うよ。でも、入閣出来なかった議員の中には、曖昧にしたままにする人もいるだろう」
野党も攻勢を強めています。
立憲民主党 泉健太代表
「一言で言いまして、『統一教会隠蔽内閣』だと」
共産党 小池晃書記局長
「もはや自民党は(旧)統一教会と関係を持たない議員では組閣が出来ないというところまで、やはり深刻なですね、(旧)統一教会とのズブズブの関係」
岸田総理は旧統一教会などとの関係を点検し、厳正に見直すことを“入閣の条件”にしたと話しますが、一方、旧統一教会は10日、会見を開き、友好団体と政治家との繋がりを認めました。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会) 田中富広会長
「自民党の議員の方々がより多く接点を持つことがあるんではないかと思いますが、自民党のみならず、コミュニズム(共産主義)に対して明確に姿勢を示す議員の皆様方とは、それぞれの場で関係性があったという風に思います」
一方、旧統一教会側との今後の関係について自民党は・・・
「国民に疑念を持たれることのないよう、政治家としての責任において当該団体との関係をそれぞれ点検し、適正に見直して下さい」
自民党は9日、旧統一教会との今後の関わり方について、全ての国会議員に通達したものの、見直す期限や関係があった場合の党への報告義務などは求めていません。
自民党の閣僚経験者は「自己申告で『関係が無い』と言っても出てくるものは出てくる」と不安を口にしていて、この問題にどう向き合うのか、各議員の本気度が試されています。
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