ジョコビッチ選手の“入国拒否”巡り法廷闘争 その結果は・・・(2022年1月10日)

ジョコビッチ選手の“入国拒否”巡り法廷闘争 その結果は・・・(2022年1月10日)

ジョコビッチ選手の“入国拒否”巡り法廷闘争 その結果は・・・(2022年1月10日)

 テニスのジョコビッチ選手が新型コロナワクチンの接種を巡り、オーストラリアへの入国を拒否された問題で、事態は異例の法廷闘争に発展しました。

 ジョコビッチ選手が収容された隔離施設の前は大変な騒ぎです。

 どういう訳か楽器を持ち込み、演奏を始める一団も・・・。

 はたして裁判所はどう判断するのか。

 オーストラリア政府は2回のワクチン接種を入国の条件にしています。

 モリソン首相:「ルールはルールです。特例はありません」

 一方、ジョコビッチ選手は先月に新型コロナに感染したため、それ相当の免疫があるとして接種は免除されていたと主張。

 母国のセルビアでは抗議集会が開かれ、本人そっくりの弟も出席。母親は、こう訴えました。

 ジョコビッチ選手の母親:「彼は人間扱いされていません。刑務所ですら日に3度の食事が出るし、運動のために外出も許されるのに、彼はただ壁を見つめているだけ」

 母親によりますと、食事は昼と夜の2回。

 ワクチン接種については日本でも、そのメリットと副反応などのリスクを巡って様々な議論が交わされています。

 接種や水際対策はどうあるべきなのか。

 市民:「私達がやるべきことをやっているのに外国から来た人が(接種を)免除され、試合ができるとしたら公平とは思えません」

 ファン:「差別だと思うわ。個人の選択の問題でしょう。彼の仕事はここでプレーすることだわ」

 市民:「人によってルールを変えるのはおかしい。彼が接種したくないのは自由だけど・・・」

 さて、裁判の行方は・・・。

 地元紙などの報道によれば、日本時間午後3時すぎ、裁判所はジョコビッチ選手の不服申し立てを認め、30分以内に釈放するよう命じる判決を下しました。

 このまま政府側が対抗措置を取らなければ入国が認められ、試合にでも出場できる見込みです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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