「不起訴は不当」入管施設で死亡のウィシュマさん妹が検察審査会に申し立て 検察は当時の局長らを不起訴処分｜TBS NEWS DIG

「不起訴は不当」入管施設で死亡のウィシュマさん妹が検察審査会に申し立て 検察は当時の局長らを不起訴処分｜TBS NEWS DIG

名古屋入管の施設でスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題。検察が当時の局長らを不起訴としたことを不服として、きょう、遺族が検察審査会に審査を申し立てました。

ウィシュマ・サンダマリさんは、去年3月、名古屋入管の施設に収容中、体調不良を訴え死亡しました。

遺族側は適切な医療措置が取られず「『死亡しても構わない』という未必の故意があった」と主張し、殺人容疑で告訴しましたが、名古屋地検は「死因が具体的に特定できない」として当時の局長ら13人を「嫌疑なし」と判断し不起訴処分としていました。

遺族はこの処分を「明らかに不合理」として、きょう、検察審査会に審査を申し立てました。

妹・ポールニマさんは「姉をあんな残酷な状況にさせた入管側をちゃんと起訴してほしい」と話しました。

この問題を巡っては、遺族側が国に損害賠償を求める訴えを起こしています。

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