「私の顔が手配に…」自ら府警に連絡 国際ロマンス詐欺 ガーナから帰国の容疑者逮捕(2022年8月8日)
SNS上で外国人女性などになりすまし、男性に恋愛感情を抱かせて現金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」。8日、リーダー格とみられる58歳の男が滞在先のガーナから帰国し、逮捕されました。
滞在先だったガーナで身柄を拘束。日本に移送され、詐欺の疑いで逮捕されたのは「国際ロマンス詐欺」のリーダー格とされる森川光容疑者です。
警察が国際手配していた写真と比べるとかなり痩せたうえ、日にも焼けたのか、だいぶ印象が変わったように見えます。
「国際ロマンス詐欺」とは、詐欺グループが架空の人物になりすまし、SNSなどで被害者に接触。やり取りをするなかで、恋愛感情を抱かせて金銭を要求するという手法です。
こちらは、警察が作成した森川容疑者と被害者のやり取りのイメージ。
犯人:「何をお探しですか?」
被害者:「私はお嫁さんを探しています」
犯人:「あなたは私と結婚するつもりですか」
被害者:「はい」
「女性」になりすましていた森川容疑者のグループ。2019年8月から2020年9月にかけて63歳の男性と55歳の男性からおよそ150万円をだまし取った疑いが持たれています。
口座にはさらに被害者とみられる65人からおよそ4億円の入金記録もあり、実態の解明を進めています。
しかし、警察は一体なぜ、ガーナにいた森川容疑者の滞在先が分かったのでしょうか。
実は、国際手配されていた森川容疑者が自ら警察に連絡をしてきたそうです。
森川光容疑者の供述:「私の顔が手配されたので、腹をくくって帰国した。ガーナ人の指示で金を回収しただけで詐欺はやっていない」
帰国するお金もなかったという森川容疑者は容疑を否認。警察は、森川容疑者に指示した人物がいる可能性も含め、慎重に調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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