“線状降水帯”次々と発生『大雨特別警報』も…あす各地雷雨に警戒 気象予報士解説(2022年8月3日)

“線状降水帯”次々と発生『大雨特別警報』も…あす各地雷雨に警戒 気象予報士解説(2022年8月3日)

“線状降水帯”次々と発生『大雨特別警報』も…あす各地雷雨に警戒 気象予報士解説(2022年8月3日)

3日午後7時過ぎ、山形県に『大雨特別警報』が発表されました。大雨特別警報が山形県に発表されるのは初めてです。

◆気象予報士・眞家泉さん

山形県では、土砂災害や浸水害など、何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高くなっています。

命の危険が迫っている状況のため、直ちに身の安全を確保しなければならない状況です。

ただ、暗いなかでの避難は非常に危険でもあります。2階など少しでも高い所に避難するなど、命を守るための行動をお願いします。

午後10時現在、東北から北陸にかけて、各地に避難指示が出されています。

なかでも山形県では、長井市・南陽市・高畠町・川西町・飯豊町に警戒レベル5の緊急安全確保が出ています。

自治体からの最新の情報も随時、確認してください。

土砂災害・洪水害・浸水害のいずれも危険度が高まっています。

土砂災害や洪水害は、山形県から福島県・新潟県にかけて、警戒レベル4相当の『危険』や、警戒レベル5相当の『災害切迫』の所もみられます。

気象庁のホームページから『キキクル』というページを開くと、地域の状況を確認することがでますので、ぜひ確認してください。

【雨の状況】

午後9時55分現在、山形県置賜付近、新潟県中越から下越にかけて、福島県内にも活発な雨雲がかかっています。

雨で恐怖を感じるような雨が降っている所もあります。

東北から北陸にかけて土砂災害警戒情報・洪水警報も発表されています。

今後も山形県から新潟県にかけて雨雲がかかり続けます。

なかには、ところどころ活発な雨雲の通過も予想されています。

突然、雨が強まって、災害が発生することも十分考えられますので、少なくとも4日明け方にかけて警戒を続けてください。

(Q.山形以外でも大雨になりましたね?)

3日の状況を振り返ると、顕著な大雨に関する情報(線状降水帯が発生)は、青森から新潟にかけて6回も発表されています。

東北から北陸にかけて、顕著な大雨に関する情報が出されるのは初めてです。

経験したことのないような、記録的な大雨となっています。

4日にかけては、東北より南のエリアにも雨雲が広がってきそうです。

4日朝にかけては関東南部・東海甲信・北陸などでも雨が強まりそうです。

その後、近畿地方などでも雨が降り、北陸や甲信などはまた活発な雨雲も予想されています。

4日も各地で雷雨となる可能性がありますので、道路の冠水など十分にご注意ください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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