「やっと夏が来た」感染急増も3年ぶりの花火大会 露店は2m間隔で飲食場所限定(2022年7月30日)

「やっと夏が来た」感染急増も3年ぶりの花火大会 露店は2m間隔で飲食場所限定(2022年7月30日)

「やっと夏が来た」感染急増も3年ぶりの花火大会 露店は2m間隔で飲食場所限定(2022年7月30日)

 30日、東京都では3日連続で3万人を超える新型コロナウイルスの感染者が新たに確認されました。全国で感染者が急増するなか、宮城県は「BA.5対策強化宣言」を出すことを決めました。

 コロナ禍で迎えた“3度目の夏”。政府は「感染対策」と「経済活動」の両立を目指しますが、ここにきて立ちはだかるのはオミクロン株「BA.5」の急拡大です。

 東京は30日、3万3466人の新型コロナウイルスの新規感染者を確認。土曜日としては過去最多です。重症者は29日より2人減って24人。死者は29日より7人増えて12人でした。

 陽性率は28日時点で50.1%。検査を受けた人の2人に1人が「陽性」を示したことになります。

 東京の病床使用率は54.1%。政府が新たに設けたBA.5対策強化宣言の目安となる病床使用率50%を超えたのは20都府県に達しました。

 早速30日、宮城県はBA.5対策強化宣言を出すことを決定しました。29日時点の病床使用率は46.3%ですが…。

 宮城県・村井嘉浩知事:「極めて深刻な状況だと思う。恐らく近いうちに100%近くになってしまうだろうと思っている」

 今後、県民などへの要請内容や期間を国と協議することにしています。

 “第7波”にどう向き合うのか。模索しながら3年ぶりの開催にこぎつけたのは、静岡県沼津市の「狩野川花火大会」です。

 市内の通りには屋台が立ち並び、夏祭りムードに包まれます。

 たこ焼き店:「お祭りがないと私たちの仕事はないので、お祭りがあってこその仕事なので、仕事があったらうれしいですね」

 コロナ前には2日間で約30万人以上が訪れていたという花火大会。目玉はクライマックスの「空中ナイアガラ大瀑布(ばくふ)」です。

 ただ、今年は“例年通り”とはいきません。迎え入れる側は様々な対策を行っています。

 多くの出店が立ち並んでいますが、感染対策のため店舗ごとの距離を2メートル以上、開けて設営しています。

 屋台と屋台の間もしっかりと“ソーシャルディスタンス”。

 飲食の場所についても食べ歩きを防止するため、花火会場の隣の公園に限定しました。

 さらに、桟敷席では飲食の自粛も呼び掛けられています。主催者は…。

 沼津夏まつり実行委員会・紅野正裕実行委員長:「沼津にもやっと夏が来たという気分です。ただ、ここでまた感染が非常に出てきているものですから(来場者が)もし感染してしまったら何もならない。それだけは十分、注意して、ぜひ沼津の夏ということで狩野川の花火と祭りを楽しんでほしい」

 ただ、なかには肝心の花火を見ない家族も…。

 会場を訪れた家族:「(Q.感染者も増えているが?)だからちょっと早めに来て、早めにパパっと解散しようかなって」

 しばらく“試行錯誤”の夏休みが続きそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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