組織委元理事の金銭授受問題 東京地検特捜部が捜索(2022年7月26日)
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会元理事の金銭授受問題で、東京地検特捜部は26日午前、都内にある元理事の自宅などの家宅捜索を始めました。
(岩下耀司記者報告)
特捜部の係官らは激しい雨が降るなか、午前9時半ごろに組織委員会元理事の高橋治之氏(78)の自宅に入っていきました。
家宅捜索を受けているのは高橋氏の自宅のほか、大手広告会社「電通」などの関係先です。
関係者によりますと、高橋氏は自身の会社と大会スポンサーだった「AOKIホールディングス」側との間でコンサルタント契約を結び、金銭を受け取っていました。
総額は、4500万円に上るとみられています。
高橋氏は、ANNの取材に対して「オリンピックに関する働きかけはしていない」と説明しています。
一方、「AOKI」の青木拡憲前会長(83)は任意の聴取に対し、金銭の提供を認めています。
高橋氏については、金品の授受が禁じられている「みなし公務員にあたるとは知らなかった」と話しているということです。
今後、特捜部は高橋氏が受け取った金銭の見返りに便宜を図ったのかどうか実態解明を進めるものとみられます。
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