「同性愛は依存症」冊子に5万人の抗議署名　「政治と宗教がマイノリティの権利保障を阻害」

「同性愛は依存症」冊子に5万人の抗議署名　「政治と宗教がマイノリティの権利保障を阻害」｜TBS NEWS DIG

自民党の国会議員が参加した「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で、「同性愛は依存症」などと記された冊子が配布された問題で、5万人分を超える抗議署名が自民党に提出されました。署名の呼びかけ人は、政治と宗教の関係にも警鐘を鳴らしました。

この問題は、自民党の国会議員の大多数が参加する「神道政治連盟国会議員懇談会」が開いた6月の会合で、「同性愛は後天的な精神の障害、または依存症」「回復治療の効果が期待できる」などと記された冊子が配られていたものです。

LGBTの当事者など有志は、治療で矯正しようとするのは「非科学的で暴力的な人権侵害」などと批判。自民党の岸田総裁らに対し、冊子の内容を明確に否定し、差別をなくす姿勢を示すことを求めるおよそ5万1500人分の署名を郵送しました。

署名の呼びかけ人松岡宗嗣さん
「旧統一教会だけではなく、今回の神道政治連盟など宗教右派と自民党保守派の議員が繋がって、ジェンダー平等や性的マイノリティに関する権利保障に反対し続けていること、その動きが非常に根深く、法整備を妨げる高い壁になっているんだということが知られてほしいと思います」

松岡氏は、旧統一教会も同性婚などへの反対運動を展開していると指摘し、特定の宗教と与党の政治家との関係に警鐘を鳴らしました。

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