ハラスメント防止に取り組む弁護士が“セクハラ” 被害女性が提訴「一生弁護士として仕事をして欲しくない」|TBS NEWS DIG

ハラスメント防止に取り組む弁護士が“セクハラ” 被害女性が提訴「一生弁護士として仕事をして欲しくない」|TBS NEWS DIG

ハラスメント防止に取り組む弁護士が“セクハラ” 被害女性が提訴「一生弁護士として仕事をして欲しくない」|TBS NEWS DIG

共にセクハラ防止活動に取り組んでいた男性弁護士から性的な被害を受けたとして、俳優の女性がこの弁護士を提訴しました。

セクハラ被害を訴える 知乃さん(25)
「一生、弁護士として仕事をして欲しくないなって。ずっとこの1年、きょう会見に来るまで、ずっと思ってました」

「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」の代表・知乃さん(25)。

怒りの矛先が向けられたのは…

福島第一原発事故の訴訟に取り組んだことで有名な、馬奈木厳太郎弁護士(47)です。

おととい夜、突然知人にセクハラを行ったとウェブサイトで告白していました。

馬奈木弁護士のコメント
「私自身が既婚でありながら、その方に対して好意を抱いてしまいました。その方も私に対して好意を寄せていると思い込み、身体に触れたり、性的関係を誘うメッセージを送ったりしました」

馬奈木弁護士は知乃さんの会の顧問として、演劇界のハラスメント防止活動にも取り組んでいました。そんな人物からセクハラを受け、意に反した性行為もされたとして、知乃さんは1100万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたのです。

訴状によるとこのようなメッセージが。

知乃さんに送ったLINE 2021年12月31日(訴状より) 
「入浴中の写真とか送ってくれてもいいよ」

セクハラ被害を訴える 知乃さん(25)
「(馬奈木氏は)演劇界でビッグネームというか、権威を持っていたこと。そして、私は上昇欲求を持っていたこと。演劇界で売れたい、絶対に売れたいって当時思ってた。私を利用してやろうと思ったんだろうなと思っています」

相手が断りづらい関係を利用して、意に反した行為を強いるのはハラスメント。これは馬奈木氏自身もかつて述べていたことです。

馬奈木厳太郎弁護士 (2020年)
「業務と無関係のことを断れない状況下で強いるようなことであったり、ハラスメントが起こるような職場環境じゃいけないわけで」

提訴に踏み切ったことについて知乃さんは…

セクハラ被害を訴える 知乃さん(25)
「司法のもとで、どう彼が裁かれるのか、正しい判決が出て初めて前向きに生きていけるかどうかは人次第ですが、初めてスタートラインに立てるのかなというふうに思っております」

弁護団は、弁護士が依頼人を関係をもつことはあるまじき行為だとして、法廷で責任を問うことにしています。

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