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桜島噴火で初の“警戒レベル5”33世帯に避難指示 過去の噴火との違い(2022年7月25日)
鹿児島県の桜島の爆発的噴火についてです。桜島の西側およそ10キロの地点にある鹿児島市内の情報カメラで捉えた現在の桜島の様子です。雲が掛かっていますが、常に噴煙も出ている状態。気象台によりますと、25日午前0時以降、6回の小規模な噴火があり、噴煙は一時2000メートルに達したということです。気象庁は、初めて噴火警戒レベルを最も高い「5」に引き上げ、33世帯51人が避難しています。
新たな爆発的噴火に対する警戒が続く桜島。雲で地上からは山頂の様子が見られず、不気味です。
桜島周辺には、およそ3400人が住んでいて、現在も火口近くの地域33世帯51人に避難指示が出されています。
避難した住民:「全然、気付かない私は。感じた人もいるかもしれないけど、音もしないから。噴火しているのかという感じ」
24日夜、大規模な噴火の後、中腹付近ではマグマのような赤い光が確認できます。
桜島の警戒レベルが、初めて「5」に引き上げられ、防災無線が街中で鳴り響き、消防の車や救急車などが慌ただしく走っていました。
25日未明まで及んだ住民たちの避難。夜間にフェリーを使って鹿児島市街地へ移動するなど不安な夜を過ごしました。
災害対策本部によりますと、今のところ、けが人や建物被害の情報は入っていません。
24日夜の大きな爆発は、南岳山頂火口で発生。弾道を描いて飛散する大きな噴石がおよそ2.5キロにまで達しました。
気象庁は、南岳山頂火口及び昭和火口からおおむね3キロ以内にある有村町と古里町に厳重な警戒を呼び掛けています。
磯崎仁彦官房副長官:「その後も今朝6時31分ごろの噴火など、数回観測されておりますが、噴石を2キロ以上飛散させるような噴火は発生しておらず、火砕流も発生していないという報告を受けています」
一夜が明け、桜島に鹿児島地方気象台の職員らが入り、現地調査が行われています。
25日も小規模な噴火が繰り返し発生。
降灰が確認されたのは、桜島の麓にある黒神町で、車が通ると砂ぼこりのように火山灰が巻き上げられます。
今後の風向きの予想ですが、25日夜から26日未明にかけて北東方向へ吹く予定で、鹿屋市や霧島市、そして県境を越え宮崎など、60キロ先まで降灰が到達する見込みです。
桜島にある7つの小中学校は現在夏休み中ですが、25日は部活動も中止となりました。
子どもたちの学び舎だけでなく、住宅でも火山弾と呼ばれるような噴石の危険があるため、不要な外出をしないよう注意が呼び掛けられています。
気象庁火山部火山監視課・中辻剛課長:「(7月)18日くらいから21日、22日くらいまでに少しずつ膨張し、その後、膨張が少し緩んで膨張が停滞している。本日(24日)20時5分の爆発によって噴火したわけですが、その後、膨張した部分が解消したかというと解消されていないので、今後もこの膨張部分がどのようになっていくか厳重に監視していきたい」
さらに気象庁は、雨が降った際の土石流にも注意が必要だといいます。
桜島を巡っては、想定される爆発的噴火の一つが国内で20世紀最大規模とされた「大正噴火」です。
麓にあった村は焼失し、58人が犠牲に…。
また、噴火以前は離島だった桜島ですが、この時の大量の溶岩流出によって、鹿児島の東側・大隅半島と地続きとなりました。
その後も1970年代、80年代に噴石が2.5キロほど飛散する噴火が度々起こっています。
1986年の南岳の爆発では、建物に噴石が直撃。屋根が壊され、鉄骨が折れ曲がるなど、衝撃の強さがうかがえます。
京都大学防災研究所・井口正人教授:「今の南岳の噴火って1955年以降ずっと続いているんですけど、そのなかで私のリストだど20回、2.5キロに達した爆発ってあるんですよ」
桜島の噴火活動に詳しい京都大学の井口教授によりますと、“大正噴火”の後、桜島は噴石が2.5キロほど飛散する爆発が度々起きているといいます。
そして、2020年6月には飛散距離が3キロを超える噴石が確認されましたが、判明したのが噴火から数日後だったため「レベル3」が維持された経緯があったということです。
今回は島の東側への飛散で、到達地点に住宅はありませんでした。
避難指示の対象となった有村町、古里町の一部は島の南側に位置し、鹿児島市では今後、異なる方角への飛散も想定し避難指示を出したということです。
京都大学防災研究所・井口正人教授:「膨張しているというのは、火山が膨張していること自体はマグマが入ってきていることを意味するんです」「(Q.多かったらすごく噴石が飛ぶわけでもない?)飛ぶというわけではない。ただ、多量の火山灰が一挙に出ることはあります」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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