「教団票の割り振りあった」旧統一教会めぐり自民議員が証言 票の差配に“派閥の長”が関わっていた|TBS NEWS DIG
安倍元総理の銃撃事件をきっかけに注目される、政界と世界平和統一家庭連合=旧統一教会との関わり。自民党の議員が証言しました。
きょう取材に応じた自民党の青山繁晴参議院議員。今回の参院選を前に、ある議員からこう打ち明けられたといいます。
自民党 青山繁晴参院議員
「(ある議員が)自分の所属する派閥の長から『旧統一教会の票を割り振る』と言われたと。『即座に断った』と。『しかし、その分の票が“派閥の長”によって、違う議員に割り振られたようだ』と」
旧統一教会が自民党候補を組織的に支援していて、その票の差配に派閥の長が関わっていたというのです。
今回の銃撃事件を機に注目された教団と政界との関係。
たとえば、第一次安倍政権で総理秘書官を務めた井上義行氏。今回の参院選の比例代表に自民党から出馬し、当選した候補です。安倍氏銃撃の2日前(今月6日)、旧統一教会の関連団体が開催した集会で支援を訴えていました。
井上氏
「投票用紙2枚目は?」
参加者
「井上義行!」
そして教団側の関係者は…
旧統一教会側の関係者
「井上先生はもうすでに食口(信徒)になりました。私も大好きになりました。戦いをするならば、必ず勝たないといけない」
旧統一教会の関連団体はJNNの取材に参院選で井上氏を支援したことを認め、井上氏の政策に賛同したことが理由としています。一方、井上氏の事務所も、井上氏が旧統一教会の「賛同会員」となっていることを認めました。
政治と教団の接近、その裏に何があるのか。今回の参院選の前、青山議員が教団の組織票の差配に動いているとされる派閥の長を訪れると、こう言われたといいます。
自民党 青山繁晴参院議員
「『旧統一教会の支援や票を割り振っておられるんですか』とお聞きしたところ、(“派閥の長”が)『あ、やっているよ』と。『全部丸抱えで当選させるわけじゃなくて、足らざる部分を補うんだ』とおっしゃったので、僕は『それでも駄目です』と申し上げました」
派閥の長は業界団体などの支援だけでは当選ラインに届かない場合に旧統一教会に頼ると話したのです。
自民党 青山繁晴参院議員
「『じゃあ彼に、それを知らずに投票した人が、後からそれを知ったらどうなるんですか』と。候補者にとったら、どれほどの信頼の失墜になるか。それをお考えになりませんかというふうに、厳しく申し上げました。『とりあえず、その割り振りを止めてください』、この言葉通り言いました。『止めてください』と。(“派閥の長は”)それに対して答えなかったです。じっと目を見ておられました」
青山氏は教団側から支援を受けているならば、候補者自らがそれを公表し選挙に臨むべきだと訴えました。
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