旧統一教会“元No.2”が謝罪「安倍元総理の死に責任」…献金も痛烈批判「教団は堕落」(2022年7月20日)

旧統一教会“元No.2”が謝罪「安倍元総理の死に責任」…献金も痛烈批判「教団は堕落」(2022年7月20日)

旧統一教会“元No.2”が謝罪「安倍元総理の死に責任」…献金も痛烈批判「教団は堕落」(2022年7月20日)

 旧統一教会の“元ナンバー2”の男性が韓国で会見を開き、安倍元総理の銃撃事件について謝罪しました。会見では、日本の教団と献金システムを厳しく批判しました。

■元ナンバー2「安倍元総理の死に責任」

 世界中を震撼させた銃撃事件から11日が経った19日、雨が降りしきるなか、事件現場に設けられていた献花台が、奈良市の職員らによって撤去されました。

 しかし、その後も現場では、多くの人が立ち止まり、手を合わせる光景が見られました。

 一方、韓国で会見を開いたのは「世界平和統一家庭連合」旧統一教会で、かつて創始者・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏に次ぐナンバー2だった郭錠煥(カク・ジョンファン)元会長です。

 世界平和統一家庭連合・郭錠煥元会長:「私は統一教会で最も長く、最高指導者の地位におりましたから、安倍元総理の死に責任がないと思ってはおりません。心より謝罪の言葉を申し上げます」

■“献金”厳しく批判…郭氏「教団は堕落」

 旧統一教会は、創始者である文氏の後継者を巡って、内部分裂。郭氏も対立の末、2009年に脱会したといいます。

 郭氏は、日本の教団を献金を集める“経済部隊”と表現しました。

 郭元会長:「霊感商法などで献金させていた指導部のやり方に、また戻していると認識しています。大きな過ちです」

 さらに、その献金についても、厳しく批判しました。

 郭元会長:「信徒の血のような献金で建てられた大理石のきらびやかな建物は、神の意志と全く関係がありません。教団の活動が神様と関係のないところで腐敗し、堕落しているのは、献身し、一生を捧げた人々に怒りの念を起こさせます。最近の安倍元総理がお亡くなりになった事件は、遺憾ながら、統一運動が本来あるべきところから完全に逸脱したために起きた事件です。これが真実です」

■痛烈批判に…教団本部「論評する価値ない」

 教団最高幹部、いわば身内だった人物からの痛烈な批判。会見を受け、韓国の教団本部は、こうコメントしました。

 韓国・世界平和統一家庭連合の広報担当者:「話が一つも正しくなく、理にかなっていない。真実については一つも語っておらず、全く論評する価値がない」

(「グッド!モーニング」2022年7月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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