「指導部が責任を」元幹部が会見/旧統一教会(2022年7月19日)

「指導部が責任を」元幹部が会見/旧統一教会(2022年7月19日)

「指導部が責任を」元幹部が会見/旧統一教会(2022年7月19日)

 19日、旧統一教会の教祖・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の最側近だった元最高幹部がソウルで会見を開き、現在の教団の体質を批判しました。現在、教団はどんな状態なのか、新たな被害を生まないためにどうすべきか、考えます。

 世界平和統一家庭連合・郭錠煥(カク・ジョンファン)元会長:「この度発生した安倍元総理の死亡事件は、現在の統一運動が、いかに正道からかけ離れているかを究極的に見せている事件であります」

 旧統一教会、現在の「世界平和統一家庭連合」に対し、そう批判の声を上げたのは、創始者・文鮮明総裁に次ぐ、ナンバー2だった郭錠煥氏。

 安倍元総理銃撃事件で山上徹也容疑者が供述したのは、母親が旧統一教会に多額の献金をして、破産したことによる恨み。

 この日本での献金トラブルや集金システムについて、郭氏は2001年、文鮮明氏の三男の文顕進(ムン・ヒョンジン)会長が改革しようとしたものの、内部の反発にあい、果たされなかったと述べました。

 郭錠煥元会長:「結局、文会長はその後、日本に対して、これ以上手を打つことができなくなりました。文総裁と文会長の方針に反旗を翻している勢力は、結局、文総裁の家庭を分裂させ、統一運動全体を分裂させました」

 2009年に旧統一教会を脱会したという郭氏は、現指導部に問題があるとしています。

 郭錠煥元会長:「(現指導部は)日本の国民はもちろん、すべての人々に対して、心から謝罪し、自ら過ちをつまびらかにして責任を取らなければなりません」

 身内だった元教会ナンバー2の最高幹部による献金を巡る指摘に対し、世界平和統一家庭連合は。

 世界平和統一家庭連合・広報部の声明:「郭氏が献金に問題があったと言うなら、返す刀であなたも責任を問われますよ。郭氏に対しては、韓国の教会から抗議文を送る準備をしています」

 食い違う意見。今、公の場で元ナンバー2が語った意味とは。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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