線状降水帯 発生も予測できず なぜ?気象庁の受け止めは(2022年7月18日)
長崎県対馬市付近で発生した線状降水帯は気象庁から事前に発生の予測情報は出ていませんでした。気象庁は、どのように受け止めているのでしょうか。気象庁から報告です。
(社会部・栗原伸洋記者報告)
18日午後2時からの共同取材で気象庁は「線状降水帯の予測は検討中」としていましたが、直後に線状降水帯が発生したと発表しました。
線状降水帯の予測の難しさが浮き彫りになった形です。
6月に線状降水帯の予測を始めた当時、気象庁は検証で予測情報が出ても実際に線状降水帯が現れる的中率は約4回に1回、逆に事前に予測ができなかった見逃し率も3回に2回程度あったとしていました。
気象庁は今月15日、全国で初めて九州地方に線状降水帯の予測情報を出しました。気象庁は18日午後2時からの共同取材で、18日の予測については「検討中」にとどめていました。そして検討の結果、午後4時20分ごろ九州北部・南部に予測情報を出しました。
一方で気象庁は線状降水帯が発生する、しないにかかわらず、大雨での土砂災害や川の増水などに備えてほしいと呼び掛けています。
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