「BA.2.75」国内で初確認 “免疫”効かない可能性…東京4カ月ぶり1万人超「第7波に」(2022年7月13日)
12日、東京では、新型コロナウイルスの感染者がおよそ4カ月ぶりに1万人を超えた。そんななか、オミクロン株の新たな系統「BA.2.75」が国内で初めて確認された。
■都医師会「“中等症”中心に病院診る作戦を…」
東京都・小池百合子知事:「急激な感染拡大に直面しているということ。第7波に入ったとも考えられると、指摘を受けております」
12日の東京都の新型コロナウイルス新規感染者数は1万1511人で、およそ4カ月ぶりに1万人を超えた。
東京都の医師会は、急速な感染拡大に対応するため、医療提供体制に変化が必要だと指摘する。
東京都医師会・猪口正孝副会長:「中等症を中心に病院が診る作戦を取れば、東京の場合、かなりの数字まで医療崩壊は起きないだろう」
さらに、全国の感染者数は7万5990人と、3月3日以来となる7万人を超えた。
■「BA.2.75」国内で初確認…“免疫”効かない?
そんななか、12日、神戸市では、国内で初めてオミクロン株の新たな系統であるBA.2.75の感染が確認された。
神戸市健康局・山崎初美担当局長:「BA.2.75系統が国内で検出されたのは、初めてです」
神戸市内に住む40代の女性は、先月23日に発熱を訴え、PCR検査で陽性が判明。ゲノム解析の結果、感染が確認された。女性に海外渡航歴はなく、軽症だ。
BA.2.75は、ワクチンや感染で得られた免疫が効かない可能性があるというのだ。
■全国知事会の緊急提言「感染抑制と経済活動両立を…」
日本各地で感染者が増えるなか、12日に全国知事会は対策会議をオンラインで行った。
全国知事会会長・平井伸治鳥取県知事:「私たちは、経済や社会を回していかなければなりません。ですから、非常に難しい橋を私たちは渡っていかなければなりません。だからこそ、政府において、新しい対策を考えて頂く必要がある」
緊急提言には、感染抑制と経済活動を両立できる新たな対応方針を示すことや、濃厚接触者の対応の見直しなどが盛り込まれた。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年7月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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