埼玉で1時間に100mm超“猛烈雨” 9回も「記録的短時間大雨情報」…アンダーパス冠水(2022年7月13日)
12日夜、埼玉県内で1時間に100ミリ以上の“猛烈な雨”が観測され、道路が冠水するなど被害が相次いでいます。
■九十九川で最高レベル「緊急安全確保」
12日、埼玉県を襲った記録的な大雨。東松山市では、至る所で道路が冠水。茶色く濁り、川のようになった道路を車が波を立てて通過していきます。
動画の撮影者：「片側二車線の道路なんですけど、一車線が完全に水没して走れない状態。ハンドルを取られてしまう状態で、ワイパーを全開にしても、前が見えない。普段のゲリラ豪雨とは、比べ物にならない」
夕方から夜にかけて、猛烈な雨が降った東松山市付近。夜遅くになっても、地面をたたき付ける雨の勢いは、一向に弱まりません。
この道路では、長引く激しい雨の影響で、斜面が崩壊。茶色い土砂が行く手を防いでしまっています。
さらに、市内を流れる九十九川では、堤防から水があふれ、避難情報で最高レベルの「緊急安全確保」が出されました。
■県内だけで9回「記録的短時間大雨情報」
雨雲の動きを見てみると、鳩山町付近では、午後6時前から午後8時すぎにかけて、80ミリ以上の猛烈な雨が断続的に降り続いたことが確認できます。
気象庁は、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨で、災害発生の危険性が高まっているとして、埼玉県内だけで9回の「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
大雨の原因は、列島上空を覆う強い寒気と、地上付近に入った暖かく湿った空気です。大気の状態が不安定となり、局地的に大雨となりました。
■アンダーパス冠水「もう本当にやばいな」
滑川町では、アンダーパスが冠水。タイヤが完全に隠れるほど水につかり、乗用車と配達業者のトラックが動けなくなってしまいました。
動画の投稿者：「2トン車の箱の所付近まで（水が）来ていたので。深い所だと、1メートル近くは来ていたんじゃないかな。もう本当にやばいなというのが、第一印象」
（「グッド！モーニング」2022年7月13日放送分より）
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