大阪で新たに4621人感染確認『第7波』警戒呼びかけ…保健所は“業務省力化”で備える(2022年7月6日)

大阪で新たに4621人感染確認『第7波』警戒呼びかけ…保健所は“業務省力化”で備える(2022年7月6日)

大阪で新たに4621人感染確認『第7波』警戒呼びかけ…保健所は“業務省力化”で備える(2022年7月6日)

新型コロナウイルスの感染が再び拡大傾向にある大阪府。第7波の入り口なのでしょうか。また感染者急増に備え、保健所の体制は今どうなっているのでしょうか?

 7月6日、新たに新型コロナウイルスの感染者が4621人確認された大阪府。前の週の同じ曜日と比べて倍増していて、感染の拡大傾向が続いています。大阪府の吉村洋文知事も7月6日、“第7波”への警戒を呼びかけました。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「このペースで同じように上がっていけば、明らかな増加傾向だと思います。(感染再拡大の)入り口に入っている可能性があると思っています。オミクロンの亜種が流行り始めている可能性がありますので、症状がある方はできるだけ早く検査をお願いしたい」

 こうした中、大阪府の豊中市保健所では、7月6日も新型コロナウイルスの感染者から問い合わせが寄せられています。保健所では感染者の体調や重症化リスク、濃厚接触者の有無などを聞き取る「疫学調査」のほか、療養先の決定なども行っています。

 豊中市の直近1週間の新規感染者数のグラフを見ると、ゴールデンウィーク明けに少し上昇はしましたが、そこから減少していました。しかし、この1~2週間で再び上昇してきているのです。

 問い合わせてくるのは感染者だけではありません。

 (電話対応する豊中市保健所の職員)
 「先生で判断していただいて、(患者の)状態が悪化しているようであればこちらにご連絡いただけたらと思います」

 (豊中市保健所 職員)
 「クリニックの先生からのお問い合わせで、(患者の容体が)夜間とかにちょっと悪くなった時に、どういった形で対応してもらえるのかという相談が入りまして。各医療機関からのご相談であったりとか陽性者の対応についてということで、問い合わせの電話がちょっと増えてきているかなという印象です」

 再びの感染拡大傾向。ですが、保健所もこれまでの経験を踏まえ体制を変化させています。“第6波”真っただ中だった今年1月の保健所では、当時はひっきりなしに電話がかかってきていて、市役所からの応援職員ら50人の力を借りて何とか対応を行っていました。しかし、約半年経った今、オフィスには慌ただしい様子はありません。

 (豊中市保健所 松岡太郎所長)
 「いわゆる疫学調査、あるいは健康観察の対象者をかなりリスクの高い方に限ってさせていただいている。(全員に)電話でアプローチするとかそういう方法はやめて、ショートメッセージなどを駆使してやっています」

 第6波以降、こうした業務の省力化に加え、療養証明書の発行など一部の事務作業を外部に委託し保健所職員の負担を軽減。感染の再拡大に備えています。

 (豊中市保健所 松岡太郎所長)
 「第7波として上昇傾向がこのまま続くのか、一旦また上昇傾向は止まるのか、しっかり見極めていきたい」

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