「約30発のクラスター弾」ロシア側が市場・住宅攻撃 東部ドネツク州で攻撃激化(2022年7月6日)
ウクライナ東部ルハンシク州の全域を制圧したロシア側は隣接するドネツク州で攻勢を強めています。主要都市のスロビャンスクでは市場などが攻撃されました。
5日、ロシア側が攻撃したのは市民が日用品を買う市場です。
警察署長:「ロシア側が約30発のクラスター弾をスロビャンスクに撃ち込み、複数の場所が爆発しました」
住宅も破壊され、少なくとも2人が死亡し、7人が負傷しました。
ウクライナ東部ルハンシク州を制圧したロシア側はドンバス地方全域の占領を狙い、ドネツク州への攻勢を強めています。
スロビャンスクの市長は住民に避難するよう呼び掛けています。
スロビャンスク、リャフ市長:「本日は子ども20人を含む144人を避難させました」
スロビャンスクのおよそ30キロ南東のバフムトも激しい攻撃にさらされています。
警察官:「砲撃現場にいます。戸建て住宅と集合住宅が破壊されました。ほぼ直撃を受けた家のがれきの下から人々を救出しています」
一方で戦後を見据えた動きもあります。
スイス南部でウクライナの復興について話し合う国際会議が開かれました。
ウクライナ、シュミハリ首相:「7000億ユーロ以上の費用がかかります。とてもとても莫大な金額です」
ウクライナのシュミハリ首相はロシア側に破壊されたインフラの復旧や学校、病院などの再建、さらに長期的な経済回復のためには日本円にして100兆円以上の費用がかかるとしました。
ただ、すべてはロシアが侵攻をやめてから。それがいつになるのか見通しは立っていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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