【各地で”落雷”】停電や火災などの被害相次ぐ 屋内でできる対策は

【各地で”落雷”】停電や火災などの被害相次ぐ 屋内でできる対策は

【各地で”落雷”】停電や火災などの被害相次ぐ 屋内でできる対策は

各地で落雷が相次いでいます。落雷が原因とみられる停電や火災などの被害が出る中、住宅の中でもできる対策を取材しました。

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5日、青森県十和田市や北海道富良野市などで落雷がありました。落雷は4日にも相次いでいました。

北海道北見市で落雷を撮影した人は…

「ゴーって感じの音が結構鳴ってました。注意しないといけないのはガラス割れたりとか、外にいる時の避難所とか」

全国的にここ数日、上空の寒気の影響などで大気の状態が不安定となり、落雷が各地で発生、被害も相次いでいます。

3日、島根県出雲市では、落雷にあったとみられる釣り客が死亡しました。渡し船が釣り客を迎えに行ったところ、岡山県倉敷市の入江啓介さん(51)が海に浮かんでいるのを発見。

警察などによりますと、当時、海の波は穏やかでしたが、雷注意報が出ていたということです。

4日、北海道帯広市では、住宅街にある電柱から、白い煙が上がる様子が撮影されました。

撮影者
「いきなりどーんって音がして、すごい稲光がして、そっちのほうを見てみたら、電柱の上から煙が出ているという」

落雷後、発生したという電柱の火災。別の映像には、黒煙を上げながら燃えさかる炎の様子が映っていました。この影響なのか、帯広市では一時、最大で3140戸が停電しました。

宮城県大崎市でも、落雷が原因と見られる火災が続出。

4日午後3時頃、「民家2階から煙が上がっている。雷のあとに煙が上がった」と通報がありました。警察によりますと、この家は空き家とみられていて、ケガ人は確認されていません。

この20分前にも、同じ大崎市で火災が発生していました。

「雷の爆発した音。うちのまわりを見た。外から回ったら、窓から煙が見えた。レンジの下が燃えていた」

落雷のあと、キッチンをみると、ガスコンロから火が出ていたといいます。

「(ガスコンロは)使ってないから、なんで煙出てるんだろうって思って」

落雷で、火がついていないガスコンロから出火したというのです。

専門家は、落雷が起きた時、建物の中でも注意が必要だと指摘します。

雷対策に詳しい東洋大学・加藤正平名誉教授
「テレビのアンテナとか、高い屋根の上に立っているので、それが雷を誘導というか、落としやすくなります」

雷は、アンテナがついた家など、高い部分に落ちやすく、家の壁には配線がはりめぐらされているため、より電流が流れやすいといいます。

被害を最小限にとどめる対策は…

東洋大学 加藤正平名誉教授
「一番いいのは雷が来た時にテレビとかパソコンとか、コンセントから抜く」

コンセントから抜くと雷の電流を遮断することができるため、火災につながりにくいということです。

今後、北日本では5日夜にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあり、落雷対策が重要となります。
(2022年7月5日放送「news every.」より)

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