【各地で”落雷”】停電や火災などの被害相次ぐ 屋内でできる対策は
各地で落雷が相次いでいます。落雷が原因とみられる停電や火災などの被害が出る中、住宅の中でもできる対策を取材しました。
◇
5日、青森県十和田市や北海道富良野市などで落雷がありました。落雷は4日にも相次いでいました。
北海道北見市で落雷を撮影した人は…
「ゴーって感じの音が結構鳴ってました。注意しないといけないのはガラス割れたりとか、外にいる時の避難所とか」
全国的にここ数日、上空の寒気の影響などで大気の状態が不安定となり、落雷が各地で発生、被害も相次いでいます。
3日、島根県出雲市では、落雷にあったとみられる釣り客が死亡しました。渡し船が釣り客を迎えに行ったところ、岡山県倉敷市の入江啓介さん(51)が海に浮かんでいるのを発見。
警察などによりますと、当時、海の波は穏やかでしたが、雷注意報が出ていたということです。
4日、北海道帯広市では、住宅街にある電柱から、白い煙が上がる様子が撮影されました。
撮影者
「いきなりどーんって音がして、すごい稲光がして、そっちのほうを見てみたら、電柱の上から煙が出ているという」
落雷後、発生したという電柱の火災。別の映像には、黒煙を上げながら燃えさかる炎の様子が映っていました。この影響なのか、帯広市では一時、最大で3140戸が停電しました。
宮城県大崎市でも、落雷が原因と見られる火災が続出。
4日午後3時頃、「民家2階から煙が上がっている。雷のあとに煙が上がった」と通報がありました。警察によりますと、この家は空き家とみられていて、ケガ人は確認されていません。
この20分前にも、同じ大崎市で火災が発生していました。
「雷の爆発した音。うちのまわりを見た。外から回ったら、窓から煙が見えた。レンジの下が燃えていた」
落雷のあと、キッチンをみると、ガスコンロから火が出ていたといいます。
「(ガスコンロは)使ってないから、なんで煙出てるんだろうって思って」
落雷で、火がついていないガスコンロから出火したというのです。
専門家は、落雷が起きた時、建物の中でも注意が必要だと指摘します。
雷対策に詳しい東洋大学・加藤正平名誉教授
「テレビのアンテナとか、高い屋根の上に立っているので、それが雷を誘導というか、落としやすくなります」
雷は、アンテナがついた家など、高い部分に落ちやすく、家の壁には配線がはりめぐらされているため、より電流が流れやすいといいます。
被害を最小限にとどめる対策は…
東洋大学 加藤正平名誉教授
「一番いいのは雷が来た時にテレビとかパソコンとか、コンセントから抜く」
コンセントから抜くと雷の電流を遮断することができるため、火災につながりにくいということです。
今後、北日本では5日夜にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあり、落雷対策が重要となります。
(2022年7月5日放送「news every.」より)
#落雷 #大雨 #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/jg6I0PS
Instagram https://ift.tt/9UpKPhV
TikTok https://ift.tt/jzaCtGV
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
コメントを書く