【KDDI通信障害】アメダス観測データ送信不具合続く 完全復旧の見通し立たず
KDDIの通信障害で気象観測システム「アメダス」の観測データが気象庁に送信できない不具合は4日も続いていて、完全復旧の見通しは立っていません。
KDDIの通信障害の影響で、2日から全国各地のアメダスで観測した気温や雨量などのデータを気象庁に安定して送信できない状況が続いています。
気象庁によりますと、約1300地点のアメダス観測点のうち、これまで多いときで500地点以上でデータ送信ができなかったということです。
KDDI側の通信状況に改善はみられるものの、4日午前11時時点で53地点の正確なデータが入手できておらず、完全復旧の見通しは立っていません。
気象庁は今後、通信回線の復旧を待って、入手できていなかった気温や雨量を集約して統計データの再計算を行うことにしています。
一方、警視庁によりますと2日から3日の110番通報の件数は、先週末の土日と比較しておよそ1割少なくなっていたことがわかりました。
KDDIの通信障害の影響があったとみられ、KDDIの携帯電話からの通報が減った一方で公衆電話からの通報が増えていたということです。
(2022年7月4日放送)
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