スカート内の盗撮や捜査情報の持ち出しで大阪府警の男性巡査長を書類送検「盗撮100回くらいやった」
大阪府警の男性警察官(31)が、女性のスカートにカメラを近づけるなどの盗撮行為を繰り返したうえ、捜査情報である盗撮事件のデータをコピーし自宅に持ち帰っていたなどとして書類送検されました。
書類送検されたのは、大阪府警察本部のサイバーセキュリティ対策課に勤務する男性巡査長(31)です。
警察によりますと、巡査長はことし3月から4月にかけて、大阪・梅田の家電量販店などで9回にわたり、女性のスカートの中にカメラを近づけ盗撮しようとした疑いのほか、捜査のために保管されていた盗撮事件のデータをUSBにコピーして自宅に持ち帰ったなどの疑いです。
ことし4月、梅田の店舗で女性のスカートの中に小型カメラを入れた手提げかばんを近づけようとしたところを別の客に見つかり、警察に通報されていました。
その後の捜査で、実際の盗撮事件などの関連捜査のため保管されていたデータが200件以上持ち出されていたことがわかり、巡査長の自宅のパソコンにはこのうち50件のデータが保存されていました。
巡査長は、調べに対し、「盗撮は覚えているだけで100回くらいやった。女性の下着を見たいという欲求があった」などと話し、データの持ち出しについては、「自分の手元において観たいという欲求を抑えきれなかった」などと供述しているということです。
大阪府警は巡査長を停職3か月の懲戒処分とし、巡査長は17日付で依願退職しました。
熱田好司監察室長は「犯罪を取り締まるべき警察官としてあるまじき行為であり、また、警察の信用を著しく失墜させる事案であることから、厳正に処分しました。被害者の皆様に深くお詫び申し上げるとともに、再発防止に努めて参ります。」とコメントしています。
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