「梨泰院クラス」聖地巡礼ツアーに期待…課題も(2022年7月2日)
ネットフリックスの大ヒットドラマ「梨泰院クラス」。
コロナ禍の巣ごもり需要も後押しして人気に火が付き、現在までロングヒットを続けています。
この物語の舞台となった、韓国・ソウル市内の梨泰院に今、注目が集まっています。
(河村聡記者 韓国・ソウル市)
「視察団が訪れているのは、人気韓国ドラマ“梨泰院クラス”のロケ地となったスポットです」
(ガイド)
「梨泰院クラスでよく使った店がここです」
視察に訪れたのは日本の観光業者たち。
主人公がオープンする居酒屋、タンバム一号店や、主人公がよくソウルタワーを眺めていた陸橋を実際に見て、“聖地巡礼ツアー”の実現に期待感を抱いていました。
(日本の観光業者)
「今、ネットフリックスは見ている人がたくさんいるので、新しい観光素材になるかなというのは本当に感じました」
6月29日には、羽田空港とソウルの金浦空港を結ぶ航空路線が、およそ2年3カ月ぶりに再開。
日本の観光業界からの期待も高まっています。
実際に梨泰院を訪れた日本人観光客がいました。
卒業旅行で2日、韓国入りした大学生。
しかし、この旅行の準備は苦労の連続でした。
その一つが観光ビザの取得です。
(卒業旅行に行く大学生 先月2日 韓国大使館領事部前)
Q今日は何時から並んだ?
「24時半くらい」
韓国大使館領事部の前に徹夜で並び、ビザを取得したその足で大学の授業へ。
7月から、1年以内なら何度でも入国できる「マルチビザ」の発給が始まりましたが、コロナ前に可能だった、ビザなしでの往来までには至っていません。
さらに…
(卒業旅行に行く大学生)
「PCRのお金だけが…」
「ちょっと無駄感あるよね」
PCR検査は、入国前、入国後、帰国前の最大3回、全て自費で受ける必要があります。
韓国の街の変化を感じた、日本人観光客もいました。
(日本人観光客 韓国・ソウル市)
「夜10時の東大門ですけど、人がほとんどいません」
「お店が無くなっています」
通っていた美容院や皮膚科の担当者も、勤務場所が変わっていたと言います。
コロナ禍で様変わりした韓国の観光地。
韓国の観光業者は…
(韓国観光公社 福岡支社 洪成基 支社長)
「今までになかった観光スポットがたくさんできているので、ぜひ日本の皆さんにも知ってもらいたい」
7月2日 サタデーステーションOA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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