習主席「一国二制度は堅持」強調も恒例のデモなし 急激に進む“中国化” 香港返還25年|TBS NEWS DIG
香港の中国返還から25年。記念式典に出席した習近平国家主席は香港の「一国二制度」は維持されていると強調しています。
香港返還25年の記念式典。中国の習近平国家主席の出席は5年ぶりで、新型コロナの感染拡大以降、中国本土を離れるのは初めてです。
返還にあたっては、言論の自由など香港の高度な自治を認めた「一国二制度」の50年間の維持が約束されましたが、2年前には「国家安全維持法」が施行されるなど締めつけは強まっているのが実態です。
しかし習主席は。
中国 習近平国家主席
「(一国二制度は)素晴らしい制度で変更する理由は何もない、長期にわたって守るべきだ」
「一国二制度」の原則は維持されているとの認識を示し、さらに。
中国 習近平国家主席
「香港の統治を愛国者の手にしっかりと委ねる」
民主派の排除につながった「愛国者による統治」も改めて明言。式典の日の恒例だった民主化を求めるデモは確認できませんでした。
かつて、香港を統治下に置いていたイギリスからは。
イギリス ジョンソン首相
「返還から25年にあたり、中国政府が義務を果たしていないことから目は背けられない」
ジョンソン首相は、「中国に約束を守らせるため全力を尽くす」と強調。またアメリカからは。
アメリカ ブリンケン国務長官
「国家安全維持法が香港に住む人々の権利と自由を解体する発端となった」
静かに終わった、7月1日の式典。
急激に進んだ香港の中国化があらためて強調される一日だったと言えそうです。
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