エアコン取り付け “無謀DIY”に注意喚起 爆発&発火も…“失敗書き込み”SNSに次々(2022年7月1日)

エアコン取り付け “無謀DIY”に注意喚起 爆発&発火も…“失敗書き込み”SNSに次々(2022年7月1日)

エアコン取り付け “無謀DIY”に注意喚起 爆発&発火も…“失敗書き込み”SNSに次々(2022年7月1日)

 猛暑のなか、需要が急増しているエアコン。専門的な知識を持たず、自ら取り付け作業を行う人が増えていて、配線から発火したり、室外機が爆発したりするなど、重大な事故も起きています。

■NITEが注意喚起「非常に危険」

 エアコンの室外機が起こした事故の再現映像です。通常は起こりえないという、室外機の爆発。さらに、エアコンの配線が突然、発火する事故。

 これらは、専門業者に依頼せず、いわゆる“DIY”で、自分で取り付けなどを行ったことが原因です。こうした事故が今、増えています。

 NITE(製品評価技術基盤機構)の会見:「知識や資格のない、一般の方が(エアコン取り付けなど)行ってしまうと、製品が爆発したり炎上したりする、非常に危険なものがある。そうした“無謀なDIY”と呼んでいるが、それを行わないよう注意喚起する」

 SNSには「DIYで設置したエアコン。3日は好調だったが、その後全く冷えん」「エアコンガスは、お店でやろう!俺はDIY失敗した!」といった、エアコンのDIY取り付けに失敗したなどの書き込みが相次いでいます。

■“無謀DIY”で爆発&発火も…

 猛暑続いていることで今、エアコンの取り付け業者には、問い合わせが殺到しているということです。

 業者に、エアコンの設置を依頼した人は、次のように話します。

 エアコンの増設を依頼・家主:「半月ですから、2週間ちょっと待って。きょう付けて頂いた。すごくラッキーでした」「(Q.本当だったら、もっと待たなきゃいけないパターンもあるようですね?)はい。そういうふうに聞いています」

 業者に設置の依頼が殺到し、予約がなかなか取れないことや、2、3万円かかることもある工事費を払いたくないなどの理由から、DIYのエアコン設置が増え、事故が起きているのです。

 資格を持った専門業者に、エアコンのDIY取り付けの問題点について聞いてみました。

 まずは、配線部分から発火している事故です。

 富永電機・エアコン取り付け職人:「この配線とエアコンのほうの電源線が、コンセントを通さずに、配線と配線同士でくっ付いていますので。そこのテープの巻き方が緩かったりとか、白と黒の導線同士がくっ付いてしまって、発火している可能性もある。一般の方々が、動画を見ながらやるというのは危ない」

 ちなみに、コンセント部分の設置工事は、資格がないと行うことができません。

 室外機の爆発は、エアコンに使用するガスが入っている部分に、空気が混入することで起きるといいます。

 富永電機・エアコン取り付け職人:「真空にしないと、エアがかんじゃうんで、空気が。空気がかんじゃうと、エアコンのほうで、ガスがうまいこと循環しない。ちゃんと理解していないと、難しいのかな」

 熱中症対策で。エアコンの使用が推奨される一方で、逼迫(ひっぱく)する電力事情で求められるのが、節電です。街の人は、どのようにして節電しているのでしょうか?

 街の人:「家の中の電気を消しています」「冷蔵庫は、あまり買いだめをせず、空くような感じで使っている」

■巨大冷凍庫…“衝撃の節電術”

 例年よりも早く梅雨が明けたことで、需要が3倍に急増しているのが、かき氷の原料となる氷です。

 製氷店では、大量の氷を保管するため、巨大な冷凍庫を使っていますが、当然、大量の電気が必要となります。

 台東氷業企画・黒岩誠治さん:「これ、1カ月電気代7万円ですよ。この冷凍庫。電気がなくなったら、バンザイ(お手上げ)だから。皆で努力して、何とか大停電しないようにするしかない」

 施設内の電気をこまめに消すなど、すでに節電に取り組んでいますが、長年の経験から衝撃の節電術を編み出しました。

 午後7時半すぎ、向かったのは、冷凍庫の前。温度計を見ると、ちょうどマイナス15度です。

 なんと、電源を切ってしまいました。それでも、朝まで0度以下を保つことができるため、氷は全く溶けません。

 台東氷業企画・黒岩誠治さん:「うちの節電対策です。とにかく(ドアを)開けちゃだめ。一回も開けない。そうすれば大丈夫」

(「グッド!モーニング」2022年7月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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